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【J2:第17節 岡山 vs 松本】プレビュー:ともにやるべきことに徹するだけ。わかりやすく、熾烈な戦いを制するのは、岡山か、松本か。(14.06.06)

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岡山は前節、磐田と対戦。11分、ルーキー・片山瑛一のゴールで先制したが、その7分後に追いつかれ、1−1のスコアのままゲームを終えた。先制点について片山は、「縦の良いくさびが入って、ゴールに向かってドリブルしようと思っていました。石原(崇兆)が良い動きで引き出してくれたので一度預けて、いい形でシュートまで行けた。ブロックされないように素早いシュートで高さを押さえようという意識でした」。また、「ただちょっと石原へのパスがマイナスすぎて、石原に頑張ってもらった」と付け加える。その石原は磐田戦をこう振り返る。「ジュビロ相手に最初から飛ばしていかないと、という気持ちがあり、最初は動けたが、その後はずっと守備ばかりしていた。後半は相手も落ちていたので、そこでしっかり決めきれば上には行けると思うし、松本にも勝てると思います」。

今節はリーグ前半戦の山場ともいうべき松本戦だ。岡山は4月26日の第9節から8戦負けなし、松本は5月3日の第11節から6戦負けなし。しかも松本は第14節の山形戦をスコアレスで引き分けただけで、5月の6戦を5勝1分という好成績で進み、順位を2位に上げている。塩沢勝吾、岩間雄大が第15節・磐田戦の負傷で戦列を離れたが、船山貴之は前節もゴールでチームに貢献。昨年のチームトップスコアだった自らの11得点に、5月末時点で早くも並び、現在はJ2得点ランク1位に躍り出ている。

松本は岡山と同じ【3−4−3】のフォーメーションで、トップのポジションには昨年、栃木で16得点を挙げているサビアが入る。シャドーが船山と、正確なキックとロングスローのある岩上祐三。松本の大きな特徴のひとつに、セットプレーからの得点率の高さがあるが、現在の全得点「27」のうち、セットプレーからの得点が「14」で、これはリーグ1位。昨年の岡山との対戦(1勝1敗)でも、6月のアルウィンでは鐡戸裕史が直接FKを決め、9月のkankoスタジアムでもショートコーナーから船山が持ち込んで決めている。昨年のホーム・松本戦で先制ゴールを決めた石原は「松本は去年よりさらに切り替えも速くなっていると思いますし、決定力も上がっていると思います。すごく怖いチームのひとつ。うちのチームと多少似ている所もあるので、そこで負けたらだめだなと」と話す。

岡山はこれまでと同様、ロングボール対策をしながら、競った後のセカンドボールを集中して拾うことが大前提となる。田所諒はこう話す。「長崎戦以上に神経を集中させてアラートな状態でいかないと押し込まれる時間が続くと思います。出来るだけ跳ね返して味方に繋げるようにしたいと思います」。DFリーダーの後藤圭太は、「たぶんリーグで一番縦に速いし、決めきるクオリティもある。あとセットプレー。岩上選手のキックの質が高いし、いろんなことをしてくるので集中して守らないと。一発目に何かやってくることが多いのでそこは切り抜けたい」。島田譲は、「長いボールを蹴らせないように、前線からプレッシャーをかけられたら」と話す。

松本には、岡山で長年プレーしていた喜山康平、玉林睦実がいて、とくに喜山は岡山の上田康太と同じ小学校のひとつ後輩で、東京Vジュニアユースでともにプレーしていた。喜山は前節、ベンチに入れない状態だったが、「出来れば一緒にやりたいですね。ポジションもかぶるので、すごく楽しみにしています」と上田。やるべきことをシンプルにして、精度を磨き上げた松本とのゲームは、わかりやすく、熾烈な戦いとなるだろう。ゴールを積み重ねたい清水慎太郎は「今は点を取ることしか考えていない」と言い、押谷祐樹もコンディションをベストに近づけている。モチベーションはマックスの状態だ。雨マークばかりの岡山市内の天気週予報に、土曜だけ晴れマークがついている。より多くの声援でチームを後押ししたい。

以上

2014.06.06 Reported by 尾原千明
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