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【J2:第17節 磐田 vs 水戸】プレビュー:互いに2戦未勝利で迎える一戦。浮上のきっかけを掴むのはどちらか。(14.06.06)

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2試合勝利から遠ざかり、順位を下げたチーム同士の対戦。6月最初のリーグ戦を再浮上の足がかりとしたい。

なかなかギアが上がってこないのはホーム・磐田。第15節のアウェイ・松本戦は相手の勢いに押され、1-2で敗戦。今季3敗目を喫した。仕切り直して臨んだ前節のホーム・岡山戦も1-1と勝ちきれず、2試合未勝利。2位から3位へ転落することになった。首位・湘南との勝点差も『14』に拡大。1位はもはや遠い存在となってしまったが、今は地道に勝点を積み重ねていくしかない。

シャムスカ監督は水戸の印象を「非常にコンパクトなチーム。相手が後ろ向きにパスをするとプレッシャーをかけてくる」と語り、相手の守備面を警戒。また、水戸の攻撃面については「三島(康平)選手は高さがあるし、船谷(圭祐)選手は技術が高い。彼らを上手く使ってスピーディーなカウンターを仕掛けてくる」と話していた。

岡山戦の前半に頭部を強打し、ハーフタイムにベンチに退いた八田直樹はオフ明けの3日より全体練習に合流。恥骨痛で岡山戦を欠場した山田大記も6日まで全体練習に合流。山田はスタメンを外れることになりそうだが、サブに入る可能性はある。また、4日の練習でメニューを途中で切り上げたペク ソンドンは後日、右足首の捻挫だったことが判明し、この試合は欠場となる。

対する水戸も2戦未勝利。順位も11位に下げただけに、巻き返しの一戦となる。第14節・京都戦は5-1で大勝したが、第15節・札幌戦、前節・松本戦で2連敗。その2試合で計6失点を喫するなど守備面に課題を残した。前節の松本戦では序盤にクリアミスから船山貴之にゴールを許し、その直後にはオウンゴール。柱谷哲二監督は「入りは悪くなかったが、単純なミスで失点してしまった」と悔やんだ。田中雄大、山村佑樹、石神幸征、小谷野顕治ら依然として負傷離脱者が多いチーム状況だが、まずは不用意なミスを減らし、ゲームを進めたい。

古巣対決となるのは船谷圭祐。04年に磐田ユースからトップチームに昇格。11年まで磐田でプレーした。磐田時代から最大の武器は左足。コーチングスタッフから守備面のもろさを指摘されることもあったが、非凡なセンスを生かし、前線で光るプレーを見せた。磐田時代、得点数は少なかったが、10年のヤマザキナビスコカップでは決勝戦で先制点をマーク。前田遼一のクロスをヘディングで押し込み、優勝に貢献している。“対戦相手”としてヤマハスタジアムに立つのは自身初。高校時代からプレーした思い入れの場所で成長した姿を見せることができるか。

なお、この試合には磐田市が市内の小学校全23校の小学5、6年生をヤマハスタジアムに招待する。この取り組みは、ホームタウンに住む子どもたちが試合観戦を通じて郷土愛を深めることを目的としたもの。11年よりスタートし、年1回のペースで行われてきた。毎年、バックスタンドの一角にサックスブルーの帽子をかぶった児童たちが詰めかけ、大声で磐田にエールを送る。地元の小学生とは試合観戦のみならず、学校訪問などを通じて交流を続けてきた。「いつも大きな声で励ましてくれる。やはり勝利が一番の恩返しになる」と語るのは駒野友一。磐田とすれば、地元の子どもたちの声援に応えるためにも勝ちたい試合だ。

以上

2014.06.06 Reported by 南間健治
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