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【J2日記】群馬:ザスパクサツ群馬、大泉の子どもたちに幸運を!黄誠秀とフェリペ通訳がチャリティグッズ制作に協力!(14.05.27)

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黄誠秀、フェリペ通訳によって開発されたチャリティグッズ「Tシャツ」と「キャプテンマーク」

フェリペにキャプテンマークを託す黄誠秀。2人の熱いメッセージがチャリティグッズに込められている

群馬のポルトガル語通訳フェリペとMF黄誠秀(ファン・ソンス)がデザイン・監修したチャリティグッズが5月31日のホーム横浜FC戦から限定販売される。2人のアイデアによって誕生した商品は、「キャプテンマーク」と「Tシャツ」。ブラジルのある南アメリカ大陸をイメージしたロゴにはポルトガル語で「BOA SORTE(ボア ソルチ)」と書かれている。
「BOA SORTE(ボア ソルチ)」は日系ブラジル人のフェリペが提案した言葉で「幸運を!」という意味。英語では「GOOD LUCK」にあたる。商品企画のミーティングで好きな言葉を聞かれたフェリペが真っ先に挙げたフレーズだ。

4歳で来日したフェリペは、多くのブラジル人が住むブラジルタウン・群馬県大泉町で育った。父親がブラジル人学校を経営していたため、多くのブラジル人の子どもたちとともに生活を送った。高校卒業後に単身ブラジルへ渡り2部のクラブでプレーしたフェリペは帰国後、ザスパチャレンジャーズチームに在籍するなどJリーガーになる夢を追った。だがチャンスをつかむことができずに現役を引退。大工や営業職に就きながらJクラブで働く機会を待った。
フェリペに、ポルトガル語通訳のオファーが届いたのは昨年末。前任通訳の移籍にともない、地元出身のフェリペに声がかかった。「地元のJリーグクラブで通訳の仕事ができるなんて夢のような話だった。決まった時は本当にうれしかった」。フェリペは多くの仲間に「BOA SORTE」という言葉をかけてもらい大泉を離れたという。
シーズン開幕から3カ月、ルーキー通訳はブラジル人FWロビーニョをピッチ内外でサポートし、チームのために戦っている。「今までいろいろな仕事をやってきたが、通訳の仕事が一番難しいし責任を感じる。でも僕が通訳として頑張ることで、ブラジル人の子どもたちにいろいろな道があることを教えてあげたい」。「BOA SORTE」という言葉には、フェリペの想いが込められている。

今回の商品開発には、主旨に同意した黄誠秀も参加。デザイン選考など積極的に加わるなど裏方として全面サポートした。2人の協力によって完成した「Tシャツ(限定200枚)」「キャプテンマーク(限定150枚)」は5月31日のホーム横浜FC戦から販売開始(※キャプテンマークは6月14日・熊本戦の試合会場でのお渡しもしくは郵送。詳細は以下のリリース参照)。キャプテンマークは実際に試合で使用されるという。

「BOA SORTE」。ザスパクサツ群馬、そして大泉の子どもたちに幸運を! このメッセージはスタジアムから発信される。

(グッズはクラブスポンサーの大久保動物病院が制作。収益は、ザスパクサツ群馬救済募金と、大泉のブラジル人の子どもたちに全額寄付されます。⇒詳細はリリース参照

以上

2014.05.27 Reported by 伊藤寿学
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