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【ヤマザキナビスコカップ 鳥栖 vs 清水】プレビュー:首の皮一枚で予選突破の可能性を残す鳥栖。結果次第では予選突破が決まる清水。勝利が絶対条件のチーム同士の一戦。(14.05.28)

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鳥栖は、この試合に敗れてしまうとヤマザキナビスコカップの予選敗退が確定してしまう。逆に、清水は予選突破に大きな一歩となる。置かれている状況には開きはあるが、勝たないといけない状況は同じである。

鳥栖は、2014FIFAワールドカップブラジル大会の予備登録メンバーであるFW豊田陽平とMF金民友の出場が解禁される。「彼らも試合に出たいだろうし・・・」と尹晶煥監督(鳥栖)は前節仙台戦の試合終了後に出場をほのめかした。その仙台戦では、FWに入った谷口博之が起点となって攻撃のリズムを作った。同じFWとしても、負けるわけにはいかない。当然のごとく豊田陽平の奮起に期待したい。

攻撃に厚みが加われば、守備ではケガからセンターバック菊地直哉が戻ってきた。「菊地が入ることで、守備に安定感が増した」とは、尹晶煥監督の評価。これに、呂成海、金敏爀(キムミンヒョク)がセンターバック争いに加わる。菊地直哉の復活も守備に新たな競争意識を与えている。ボランチも選手層は厚いので、これによって全ポジションで新たな争いが始まることになる。

清水も予選突破のためには負けられない。清水以下、勝点3差の中に4チームがひしめいている。今節の結果次第では、予選突破争いが一層混迷することになる。最終節は、予選突破を争っている鹿島との対戦となるので、少しでも優位な状態で迎えるためには、今節は落とせない。しかも、リーグ戦ではホームにもかかわらず完敗を喫した相手だけに、屈辱も晴らさないといけない。中3日でのアウェイ戦という厳しい状況ではあるが、負けられない、いやっ、勝たないといけない状況は鳥栖と同じである。

お互いに、絶対に勝たなければならない状況が整った。平日ナイトゲームとなるナビスコカップ予選第6節だが、目が離せない一戦と言えるだろう。
もう一つ、違う視点からこの予選をご紹介しておきたい。

ナビスコカップには順位表彰だけでなく、『ニューヒーロー賞』という23歳以下の選手たちに贈られる賞がある。毎節、試合取材を行っているマスコミ陣が投票し該当者を決定する。第3節を終了した時点で、投票上位に清水からは、MF竹内涼(23歳)とMF六平光成(23歳)が入っている。彼らの活躍にも期待したいが、鳥栖にも前節仙台戦で猛アピールしたMF清武功暉がいる。鳥栖のトップ下は超激戦区。ましてや左サイドにはMF金民友がいるので、出場機会を得るだけでも大変である。しかし、前節はヘディングで得点を挙げただけでなく、FKでもバーに当たりはしたが強烈なキックを見せた。状況次第では、出場の機会もあるだろう。DF安田理大は「若手の台頭が、チームを強くする」とこれからの成長に期待を寄せるコメントを寄せた。ナビスコカップだけでなく、リーグ戦でも白熱した試合を見せてもらうためにも、それぞれのニューヒーローには期待をしておきたい。

『結果がすべて』のサッカー。勝負事には、結果が共合わないと評価はされない。結果に至るまでの過程は、評価のための“手段”にしかならない。とはいえ、その“手段”に誰がどのように取り組んでいたのかはドラマになるし、私たちはそこを期待して観てしまう。アクターも重要なファクターなのである。サッカーは、選手たちが作り出すドラマなのである。

以上

2014.05.27 Reported by サカクラゲン
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