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【J1:第12節 G大阪 vs 徳島】レポート:“もってる男”、FW宇佐美貴史の今季初ゴールを皮切りに3発。G大阪が今季最多得点で白星を引き寄せる(14.05.07)

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万博記念競技場でのJ1リーグ戦では今季2度目のナイトゲームとなった『G大阪vs徳島』。この一戦が始まる前に試合を終えた他カードにおいて、G大阪や徳島と同じく下位に低迷している仙台や大宮、名古屋が揃って白星をあげていたことからも、両者にとってはより『勝点3』へのプレッシャーがのしかかる中でキックオフを迎える。

それもあってか、立ち上がりはやや堅めの前半に。ボールを支配しながら攻めるG大阪に対し、しっかりブロックを組んで守る徳島、といった展開で試合が進むも、G大阪の攻撃もいまひとつ鋭さを欠きリズムが出ない。ただし、20分を過ぎたあたりからようやく相手の背後を取った仕掛けが増え、ペナルティーエリアまで侵入した攻撃が見られるようになる。
そんな中、均衡を破るゴールを決めたのは、やはりこの男、FW宇佐美貴史だった。

MF二川孝広のパスをDF今野泰幸がワンタッチで左サイドのDF藤春廣輝へパス。受けたDF藤春がニアへ送り込んだグラウンダーのクロスにFW宇佐美が右足で合わせ、ゴールネットを揺らす。左足のケガから復帰後、初めて先発を飾ったこの日は、彼にとって22回目の誕生日。これまでもプロデビュー戦やG大阪での復帰戦など、数々の『節目』でゴールを挙げてきた彼の今季初ゴールに、また、流れを引き寄せる大事な先制点に、万博記念競技場は盛り上がりを見せる。
「シュートは相手に当たって入ったので多少ラッキーな面もありますけど、あれが入ってしまうところが…もっているというか(笑)。神様に感謝するしかない(FW宇佐美)」

この先制ゴールで少し落ち着いたのか、テンポのいい攻撃を展開しながら流れを引き寄せたG大阪に対し、徳島は相変わらず守備に追われ、効果的な攻撃を仕掛けられない。その状況に小林伸二監督が動き、後半スタートからDFアレックスを投入する「積極的なカード」を切るが流れは変えられず。相変わらず守備に追われる時間が続く。
それでも、前半よりはサイドを起点に、ゴールを目指した仕掛けも少しは見られるようになるが、フィニッシュまで持ち込める回数は少なく、あるいは62分にコーナーキックから見出したこの日一番ともいえる決定的なチャンスもG大阪のGK東口順昭の安定したパフォーマンスに阻まれてしまう。

そんな徳島を尻目にG大阪は、57分にはMF倉田秋を、66分にはMF阿部浩之を投入。それぞれが運動量を発揮しながらよりゴールへの姿勢を強めると、75分にはそのMF阿部が貴重な追加点を挙げて2-0に。さらにアディショナルタイムにはMF倉田が、自身にとっても待望の今季リーグ戦初ゴールとなる追加点を奪い、試合を決める。結果、攻撃の停滞に苦しんできたG大阪が、今季最多のゴール数で、第2節・新潟戦以来の完封勝利を引き寄せた。

以上

2014.05.07 Reported by 高村美砂
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