新潟は9戦負けなしだが、ここ2試合は追い付いての引き分け。このホーム戦で3試合ぶりの勝点3を挙げて、首位との差を詰めたい。その中で明るい材料がFW岡本英也だ。前節大宮戦では、今季初得点。開幕から左サイドハーフとしてスタメンに名を連ねてきたが、大宮戦では本職のFWで出場し、結果を出した。形になった好調ぶりを2試合連続ゴールで示す。
清水は2連敗中だが、チームとしての攻守の形はできている。新潟には昨季2連敗しているだけに、きっちりと借りを返して上昇につなげたい。
岡本の「不敗神話」が続いている。昨季リーグ戦は6得点を挙げて、ゴールした試合は6勝。今季初得点を決めた前節大宮戦は2-2の引き分けに終わったが、1-2の後半に同点ゴールを決めた。このゴールは昨季新潟に移籍以来、リーグ戦では自身初のアウェイでの得点だった。清水戦では当然、2試合連続そして今季ホーム初得点を狙う。
昨季は第19節で清水相手にホームで得点している。「やりやすい印象はあります」と自信を見せる。何より精神的にプラスなのは、FWでの起用が濃厚なことだ。開幕から10試合は左サイドハーフ。豊富な運動量を披露していたが、得点には結び付いていなかった。それだけに「(FWは)ゴールに近い分、やりやすい」と大宮戦での手応えは大きかった。サイドハーフで培った長い距離のダッシュ力は、前線で要所に顔を出す運動量と判断力につながった。
好感触な分、責任も感じている。新潟はここまで失点9と浦和と並びリーグ2位タイの少なさ。対して得点は11ともの足りない。岡本にとってホーム戦は昨季大活躍した場。「シュート感覚は悪くない。しっかりミートするだけ」。ようやくかかってきたエンジンを全開にする。
ここ2試合引き分けが続いているが、新潟の柳下正明監督は「決定的なチャンスを4回、5回と作れるようになってきた」と地力が付いてきたことを感じている。一方で、引いた相手に対し、勝点3を取り切れずにいた。今節の清水はカウンターが武器だが、ボールを奪いに来る。的確にスペースを突き、奪ってからの速い攻めでゴールにつなげていくことがポイントになる。
清水は連敗こそしているが、長所を出し続ける戦いは続けている。ノヴァコヴィッチを起点にセカンドボールを拾って、2列目が飛び出す。またはサイドを崩してクロスと、効果的にチャンスを作る。中盤の編成を相手によって変えてくるが、誰が出ても個人のストロングポイントは出している。
特に六平光成のパスから大前元紀らが絡んで決定的な場面が出来れば、得点に一段と近づく。新潟には昨季、ホームで1-2、アウェイで1-3と2連敗。ここで勝点3を止めることで、不要な苦手意識は持たないようにしたい。
どちらにとっても、今季の戦い方をやり通して結果につなげることが求められる。
以上
2014.05.05 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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