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【J1:第11節 横浜FM vs G大阪】プレビュー:横浜FM、G大阪ともに不調を脱するための特効薬『ゴール』を追う、激しい“アタッキングバトル”に期待(14.05.02)

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ゴールデンウイーク後半、連戦が続くJ1第11節、14位・横浜FMと15位・G大阪が対戦する。昨季は最後まで優勝を争った横浜FMと、昨季はJ2を圧倒的な強さで優勝し復帰を果たしたG大阪が、この順位というのも寂しいが、リーグはまだ序盤戦。ここで浮上の切っ掛けをつかめれば、J1はまだまだ混戦の様相を呈してくるだけに注目の一戦になる。

AFCチャンピオンズリーグとの過密日程の影響もあるとはいえ、リーグ戦はここ7試合で2分5敗と勝利がない横浜FM。前節まで5試合連続無得点と、得点力不足は深刻だ。とはいえ、総失点数はリーグ1位の新潟(7失点)に次いで少ない。
ただ、いかんせん、自分たちが得点を奪う前に失点するという負の流れはいただけない。昨季の好調時は、攻守に主導権を握ったまま、前半をスコアレスで折り返しても、先制できていた。今季はなかなか前線からのプレッシャーが持続せず、攻撃の時間が長続きしないために、守備でも押し込まれるという展開が続いている。栗原勇蔵は言う。
「去年はマルキ(マルキーニョス、現神戸)がいて“俺についてこい”、“ついてこないヤツが悪い”みたいな感じだった。今年は前の選手が、(攻めに)行っていいのか迷っているところがある」

攻撃陣で真に引っ張れる選手が不在というが、伊藤翔はよく走っているし、藤田祥史も体を張っている。伊藤は開幕戦で決めたミドルシュートを例に「打てるときは打つという基本に立ち返ってもいい。周り(との連動)を気にし過ぎず、自分を貫いてもいいかなと思います」と語っていた。どんな形であれ、先制点を決めることができれば、自慢の堅守が力を発揮する。樋口靖洋監督も「キレイなゴールでなくても、得点することが一つの切っ掛けになる」と、ゴールへの渇望を口にした。それに何より横浜FMには、伝家の宝刀・セットプレーもある。今季ここまで、無得点のキャプテン・中村俊輔には大きな期待がかかる。
 
G大阪もリーグ戦10試合でわずか9得点と、相手を“攻め倒す”という本来のG大阪らしさが見られない試合が続いている。チーム最多得点者も遠藤保仁、阿部浩之が2点ずつと、こちらも横浜FM(藤本淳吾、伊藤が各2点)同様ゴール欠乏症は深刻だ。前節・柏戦では、新加入のリンスが来日初ゴールを決めたものの、得点はその1点のみで、チームは逆転負け。川崎F戦に続いて2連敗を喫している。ただ、開幕からケガで不在だった宇佐美貴史がようやく復帰したのは明るい材料だろうか。スムーズなパスワークはG大阪の特長でもあるが、今のところ相手を崩し切ってはいないようだ。ここにディフェンダーのマークを剥がすプレーもできる宇佐美が加わることで、攻撃の幅が広がるに違いない。川崎F戦、柏戦は途中出場だった宇佐美だが、先発で出場したいという意欲は満々のようだ。そして希代のゲームメーカー、日本代表・遠藤が多彩なパスで、相手を揺さぶりにかかる。利き足の左右の違いはあれ、Jリーグを代表する司令塔対決として、横浜FM・中村との対決は、ファンならずとも注目に値する。

J1では2年ぶりとなる両チームの対戦。前回の2012年は横浜FMホームで0−0、G大阪ホームでは2−1で横浜FMが勝利している。今回もお互い連敗を避けるため、拮抗する展開も予想できる。しかし、お互いに本当に欲しいのは久々の白星だ。だからこそ、最近の鬱憤を晴らすべく、ゴールを奪い合うぐらいのアグレッシブな姿勢を貫く試合をしてもよいのではないか。負の連鎖が続く横浜FMは、先制点が喉から手が出るほど欲しいはず。G大阪も堅守の横浜FMの壁をぶち破り、本来の攻撃的スタイルを呼び覚ましたいところ。多少オープンな展開になろうとも、ゴールをめざす強い気持ちをもって戦うことが求められるだろう。

以上
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