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【J2:第10節 磐田 vs 千葉】プレビュー:中2日の連戦。よりよい状態で試合に臨むのはどちらか。磐田・駒野、千葉・中村のマッチアップにも注目。(14.04.28)

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このカードは公式戦では11年の天皇杯以来。リーグ戦ではJ2での対戦は初だが、J1も含めれば09年以来の顔合わせとなる。

ホームに千葉を迎えるのは磐田。戦力面、強化費といった部分で見れば、やはり千葉は昇格レースのライバル。磐田にとっては今季最初の“ビッグマッチ”と言っても過言ではない。
前節のアウェイ・東京V戦では3試合ぶりに勝利。相手の守備に手を焼くも、試合終了間際に途中出場・阿部吉朗のゴールが決まり、1-0と苦しみながらも勝点3を手にした。ただし、湘南との勝点差は『10』のまま。シーズン序盤戦とはいえ、これ以上離されると後々苦しむことになる・・・。

対する千葉はここまで3勝3分3敗。14位と出遅れることになった。前節のホーム・讃岐戦では谷澤達也のゴールで先制したが、後半に追いつかれ、1-1。3試合勝ちなしという状況でこの一戦を迎える。同点に追いつかれてのドローは第8節・富山戦に続き、2試合連続。なおかつ、第7節・湘南戦で0-6というショッキングな敗戦を喫しており、後味の悪いゲームが続くが、敵将・シャムスカ監督は「千葉は昨季J2でG大阪に1勝1分。伝統的に“強いチーム”に強い」と警戒する。

前節から中2日で迎える一戦。両チームの平均年齢を見れば、やはりまずはコンディション調整がポイントではないか。磐田の前節・東京V戦の先発の平均年齢は29.27歳。スタメンでは前田遼一、松井大輔、ポポ、フェルジナンド、藤田義明、駒野友一の6選手が“オーバー30”である。シャムスカ監督は「まだシーズン序盤。連戦の影響はない」と強気だが、調整は念入りに行っている。27日の練習ではゴムチューブを使った体幹メニューや約10分間の水風呂で体力の回復に努めた。

千葉も決して若くはない。前節・讃岐戦の先発の平均年齢は27.91歳。先発ではケンペス、佐藤勇人、兵働昭弘、山口智の4選手が30歳を越えている。鈴木淳監督は讃岐戦の会見で「後半もチャンスはあったと思うが、中盤のところでだんだんルーズボールが拾えなくなり、押される場面が多くなった。運動量が落ちた」と語っている。「千葉はJ2で最もパスをつなぐチーム」(シャムスカ監督)ではあるが、無論、足が止まれば、相手の脅威にはならない。中2日の連戦でどこまで運動量を維持できるか。

その上で、試合のカギとなるのは磐田の右サイド、千葉の左サイドだろう。磐田の右サイドバック・駒野友一に挑むのは千葉の左サイドバック・中村太亮。第8節の富山戦では鮮やかなパス交換から得意の左足で加入後初得点。さらに前節・讃岐戦では鋭い切り返しから右足で谷澤達也の先制弾を演出。試合後、「中が見えていたし、(谷澤がいた)ファーサイドが空く感覚があった」と語り、状態の良さを感じさせた。この点、鈴木監督も「讃岐戦はできるだけクロスを上げ、そこから得点を狙っていこうということでゲームを組み立て、その形は何度か出た」と評価。敵将・シャムスカ監督も「中村選手は非常にいいクロスを上げる」と要注意人物の一人に挙げる。
対する駒野も前節・東京V戦でFKから決勝点をアシスト。「終盤に決勝点を取ることができ、勝点3を得たことはすごく大きい」と連勝を目指す。中盤右サイド・松井大輔との縦関係で中村を牽制できるか。

キックオフは16時。天気予報では高い確率で雨だが、好ゲームを期待したい。

以上

2014.04.28 Reported by 南間健治
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