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【J2:第8節 岡山 vs 北九州】プレビュー:3試合ぶりの岡山のホームゲーム。前節の粘りと復調の勢いを、秀逸な攻撃陣擁する北九州相手に発揮できるか。(14.04.20)

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岡山は3月末の第5節・大分戦をルーキー片山瑛一の後半40分のゴールで追いつき、引き分けた後、2戦アウェイが続いた。第6節は0−2で湘南に敗れ、その翌週、影山雅永監督は、「目指すサッカーに戻して、強気なところをぶつけていきたい」と話していた。そして4月13日、国立競技場行われた第7節・東京V戦は、前半は主導権を握られたが、後半になると前線の距離感に修正が効いて荒田智之のゴールでゲームをものにした。このゴールをアシストした上田康太は、「前半は監督が話した通り、取りに行くにも勢いが足りなかったし、ボールを持ってからも怖がっていたと思う。でも後半になると、相手が少し落ちたこともあると思いますが、前に前に、という気持ちが出て、ボールを高い位置で取って、そのままいい攻撃に繋げられた」と話す。

影山監督の感触は、「ようやく宮崎キャンプの時のボールの動きになってきたかなという感じ」。チームの復調を感じさせる選手は何人かいるが、その象徴は田所諒だろうか。怪我人の続いた最終ラインの選手に代わって、ここ2試合、3バックの左に入っていた田所は、「ワイドで納得いくプレーが出来ていませんでしたが、ひとつ後ろをやらせてもらったことで余裕が出来たというか」、最終ラインで身体を張り、起点となることを意識し、東京V戦では前線にも上がって、田所らしいところを見せている。また左ワイドの染矢一樹も、「まだ2試合なので、もう少しゴールに絡む仕事を出来れば、もっと良くなると思う」と話している。影山監督から「ドリブルで喧嘩を売っている」と表現される染矢は、「取られても、何度も何度も繰り返しやっていきたい。クロスを上げるとか、味方にピンポイントで合わせるとか、そういう点ではまったく満足していないので、もっと良くなっていきたいと思うし、がむしゃらに練習していけたらと」と、ひたむきである。

「戦術にマジックはないが、勝利にはマジックめいたものがある」(影山監督)。だからこそ再び勝利を掴み取りたい今節、迎える相手は北九州だ。北九州は前節、ホームでジュビロ磐田に3−2で勝利した。ゲーム開始1分に失点したが、その後の落ち着いた試合運びが印象的だった。前半11分には池元友樹のゴールで同点に追いつき、後半21分には初先発の川島大地のゴールでリード。その2分後に失点したが、後半35分、ボランチ・風間宏希のゴールで勝ち越した。磐田のシャムスカ監督は、「(北九州は)効率がよく、決めるところでしっかりと決めていた。我々のミスもありましたが、相手の攻撃に素晴らしいものがあったと思います」と話した。

北九州の攻撃のバリエーションは豊富で、タレントも揃っている。フォーメーションは【4−4−2】で、2試合連続でゴールを決めている池元と2トップを組むのは、昨年、京都で12得点を挙げ、今季もすでに2得点の原一樹。左SHには、磐田戦で柱谷幸一監督から「100点満点」と言われるゴールを決めた川島、右SHにはトリッキーなプレーで昨年8ゴールの小手川宏基と、新旧メンバーが融合し、結果を出している。

影山監督は北九州について、「いい選手が多く、攻撃の厚みを増しているし、中盤も巧い。去年よりさらに洗練されている印象がある」と話す。その上で、今節は「やっと戻ってきた力を出せるかどうか」が、ゲームのポイントとなる。岡山はここまでに経験した敗戦から学ぶことは多く、前線でサポートのために複数の選手が出て行き、絡むという課題は未だ課題のままだ。それでも前節の前後半でガラリとムードを変えたように、ポジティブなムードをようやく捕らえつつある。ホーム戦初勝利が欲しい岡山と、3月末から3戦負けがなく、ホーム3連勝の勢いをアウェイに持ち込みたい北九州。互いに連勝をかけて、譲れない戦いが始まる。

以上

2014.04.19 Reported by 尾原千明
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