富山は連敗ストップと今季初勝利を目指す。0−4で大敗した前節・愛媛戦からチームは再起を図っている。ホームサポーターの声援を力に変えてトンネルを抜け出したい。
開幕から勝利がない状況がメンタル面にも悪影響を及ぼす負のスパイラルに陥っている。「失点後にプレーが消極的になってしまう」と安間貴義監督も認めざるをえない状況だ。強い意志の力で抜け出さなければならない。今回対戦する千葉は格上といえる昇格候補。チャレンジ精神を前面に出して立ち向かわなければ勝機は見いだせないだろう。カターレらしく、“汗をかき、アグレッシブに”、そして粘り強く戦うしかない。
今週は16日に45分×2本、17日に45分×1本の紅白戦を実施した。実戦に準じた長めの時間設定は異例のこと。優位に進めているのに一瞬の隙を突かれて失点する試合が続いており、集中力を持続してゲームを運べるようにトレーニングした。前節、先発に抜てきされたDF吉川拓也のような、チーム内競争を勝ち抜いて新風を吹き込んでくれる選手を見つけ出すという狙いもあった。今節もメンバーには変更がある模様だ。
守りの要であるMF秋本倫孝が3試合ぶりの復帰に向けて調整している。「気持ちや球際で負けないこと、声を出すことなどが大事になる。無失点の時間を長くし、先に点を取りたい。今の成績は開幕前には想像していなかったが、千葉戦に勝って、勝利を積み上げていきたい」と話した。
千葉も富山と同じく前節は大敗している。首位・湘南の攻守の切り替えの早さ、縦へのスピードに圧倒されて0−6。6失点は市原時代の2000年3月の神戸戦以来で14年ぶり。この屈辱的な敗戦から立て直してどんなゲームをするのか、今後を占ううえでも注目の一戦になる。前節を省みて、攻守の切り替えやパスの判断スピードに対する意識は高まっているだろう。富山のプレッシング&パスワークとの勝負で上回りたい。
昨季J2得点王(22点)のFWケンペス、MF田中佑昌、MF谷澤達也ら前線には決め手のある選手が並ぶ。好クロスからチャンスを演出している新加入の左SB中村太亮は山形時代の昨季に富山戦で大暴れしており、今回も攻撃のかぎを握る存在になりそうだ。
富山も、千葉も今回の戦いが厳しいものになると覚悟しているだろう。富山のFW白崎凌兵は「(未勝利で)難しい状況だが、もとからサッカーをそんな簡単なものとは思っていない。乗り越えて、チームとしても個人としてもひと回り大きくなりたい」と話した。
全日本少年サッカー富山県大会に出場する少年少女たちが同じ運動公園内である開会式後に観戦する予定。「子供たちに良いプレーをみせたい」という気持ちも戦うモチベーションになるはず。両チームとも積極的なプレーでサッカーの面白さを伝えてほしい。
以上
2014.04.19 Reported by 赤壁逸朗
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