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【ヤマザキナビスコカップ 浦和 vs 徳島】ペトロヴィッチ監督(浦和)記者会見コメント(14.04.16)

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●ペトロヴィッチ監督(浦和):
「非常に難しいゲームでしたが、最終的に良いゲームで勝利できたことはよかったと思います。良かった部分と、そうでなかった部分が見れた試合でもありましたし、そういった意味でもいいゲームでした。試合をトータルしてみても勝利に値するプレーができた試合だったと思います」

Q:逆転して、そこから逆転された後に、選手はいつもより冷静にプレーされていたように見えたが?
「人数をかけて引いて守ってくる相手には、後ろからもっとボールを持ち出して仕掛けていくような攻撃の形が必要だったと思いますが、そういった部分が今日はなかなか出せないことが多かったです。1点を取られて逆転して、もう一度逆転された後、落ち着いてプレーできたこと、それでも点を取って逆転できるという選手の気持ちの表れだと思います。
非常にスリリングで7得点も入る非常に良いゲームだったと私は思います。1-0で勝利すれば、締まった良いゲームだと思われるかもしれませんが、ただ、私はサッカーは得点が多く入るような展開の方が見ている方は面白いのではないかと思います。徳島のようなこれまでJ1に上がってあまり得点が取れていないチームに、なぜ3点も取られたのかと思う人もいるかもしれないですが、4点取れて勝利できたことを前向きにとらえるべきだと思います。もちろん勝てていなければ、なぜ3失点とスポットが当たって批判の対象になるのかもしれません。
3失点したところは私自身、思い当たるところはありますが、それはこの場で言うことではないし、みなさんがご覧になった通りです。明日の新聞でみなさん、なぜこういう失点があったのかを書かれればいいと思うし、それに対して私がこう言ったからと合わせて書く必要はありません。
日本では文化的に、直接的に名指しで批判されることはないと思いますが、ヨーロッパなら直接的に批判されることがあります。そういう日本の文化ですから、私もそれを受け入れながらやっていこうかと思います。私は監督として選手を守る立場にありますから、公の場では言いません。2-3で負けていれば、これは監督の責任だと私はコメントしようと思っていました。もちろん勝ったのは私ではなく選手が頑張ったからだと思っています。
7ゴール入った今日のゲーム、サポーターのみなさんは緊張感のあるスリリングな展開に満足されたと思います。週末の川崎F戦を戦うことを考えて、普段の選手からは柏木選手以外は休ませることができました。チームとして連戦を戦う上でのメンバー構成、その中で今日勝てたことは週末に向けても良いことだと思います。あとは若い(矢島)慎也、(阪野)トヨや(濱田)水輝のような選手が得点したことは前向きに捉えていいと思います」

Q:柏木選手のフル出場は最初から考えていたのか、それとも試合の流れでこうなったのか?
「本来ならハーフタイムで交代させたい思いはありました」

Q:失点がミス絡みだったり、トップに当ててうまくいかなかったことは、普段使っていなかった選手が出場した影響があったのか?
「どの選手も後ろからの攻撃の組み立てができるわけではありません。永田はけが明けということで、自分が思ったようなプレーができていなかったのではと思います。水輝、坪井は若干タイプが普段出ている選手と違いますが、彼らには彼らの良さがあり、私は今日の試合で彼らがその良さを出してくれていたと思っています」

以上
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