J1での初対戦となる神戸と徳島。明石海峡を挟む“海峡ダービー”もJ1では初開催となる。過去J2での対戦成績は神戸が5勝0分1敗と圧倒的な強さを見せている。第6節終了時点での順位は神戸が3位(勝点11)、徳島が18位(勝点0)。同じJ1昇格組とはいえ、今節に関しては神戸の優勢と言う見方が妥当と言えるだろう。
とはいえ、これらはあくまでデータ上の話。徳島には津田知宏やドウグラスら昨季J2で神戸を苦しめた選手たちもいるだけに、何かのきっかけをつかめば一気に主導権を握る可能性もある。神戸の安達亮監督も「今はスタートで出てないみたいだけど、ドウグラスには昨季やられているからね。彼の高さは気をつけた方がいいと思う」と言う。
徳島が4−4−2のフォーメーションで来るのか、前節の川崎F戦と同じように3−4−3かは蓋を開けてみないと分からないが、いずれにしても連敗を阻止するために必死で来ることは間違いない。神戸にとっては充分な警戒が必要と言えるかもしれない。
ただ、安達監督が「今季は相手がどういう状況とか、システムが何かなどは、あまり気にならない」と話すように、徳島が相手だから何かをするということはない様子。選手たちも自分たちのサッカーを追求していくことが念頭にあるようだ。
前節の大宮戦で今季初の完封勝利へ導いた神戸のDFリーダー増川隆洋は言う。「自分はセンターバックなので、相手FWの良さを消さないといけない。そういう意味では、徳島の津田やドウグラスを抑えないといけない。でも、相手がどこでもFWの良さを消さないといけないのは同じ。(名古屋時代のチームメイトの)津田や青山(隼)も苦しんでいるみたいだけど、私情を挟むこともない」
試合当日、23歳の誕生日を迎える森岡亮太は言う。「例年で言うと、調子の悪いチームが“上がる”きっかけを神戸が与えてしまっている印象があるので、引き締めていきたい。そういう意味で先制点は大切になると思う。誕生日?いや、特に自分のことでは盛り上がらないですし、意識もない。自分が点を取って勝てれば一番いいけれど、それよりもいい流れで来ているのでそれを崩したくないという思いの方が強い。同じ昇格組との試合を落としていては上にはいけないとも思いますし…。まぁ記憶に残る誕生日になればいいなとは思いますけれど」
神戸が徳島に勝てば、次節の鹿島戦が首位攻防戦になる可能性を秘めている。徳島が神戸に勝てば、記念すべきJ1初勝利に加え、浮上のきっかけになる。大阪ダービーが盛り上がりをみせているが、この“海峡ダービー”も非常に重要な一戦になりそうだ。
以上
2014.04.11 Reported by 白井邦彦
J’s GOALニュース
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