2勝2敗1分け。5節を終えての岐阜の成績だ。
決して悪くない。むしろ良い滑り出しだと言える。前節の愛媛戦は2連敗で迎えたとあって、負けは許されない試合だった。この試合で岐阜は愛媛の倍以上の13本のシュートを放つが、ゴールには至らず0−0のスコアレスドローに終わった。勝ちこそはしなかったが、連敗を止めたことはプラスにとらえたい。さらに前々節の湘南戦(2−3)、愛媛戦と内容は決して悲観するようなものではなかった。ポジティブな要素があるからこそ、今節の福岡戦は勝たなければいけない。
岐阜はナザリトと難波宏明の2トップが相手DFに対して脅威を与えられているだけに、この試合も彼らをフルに生かしたい。そのためには両ワイドの攻撃がポイントとなる。愛媛戦はスティッペが負傷離脱したため、左に高地系治、右に太田圭輔が入った。今季大型補強の一角として加入した太田が、待望のスタメンデビューとなったが、動きは悪くなかった。クロスの精度、仕掛けの鋭さは健在で、この試合で結果を出して欲しい。
対する福岡は前節の横浜FC戦、試合終了ギリギリの90+4分にFW平井将生の劇的決勝弾で勝利を収めた。開幕戦の熊本戦こそ落としたが、その後は京都に1−0、磐田に3−3と強豪相手に対等に渡り合い、現在2勝1敗2分。第2節以降負けておらず、試合を追うごとに勝負強さが増している。
4−3−3の布陣から豊富な運動量を駆使し、坂田大輔と城後寿の2シャドーの高い攻撃力を中心に仕掛けるショートカウンターは脅威だ。3トップの一角の金森健志も脅威の存在となる。先のU-21日本代表合宿では、U-19日本代表を相手にスピードに乗ったドリブルと、ゴール前での抜群のポジショニングで、2ゴールをマークするなど、存在感を放った。ショートカウンターの際に一番警戒をしなければいけない選手で、岐阜にとってはサイドバックの守備力が鍵となる。
愛媛戦は三都主アレサンドロが左サイドバックのスタメンに起用。いかに彼の攻撃参加の直後のフォローをするかが重要になる。CBのスライド、ボランチ・宮沢正史がカバーに入った時に、もう一人のボランチの水野泰輔がしっかりと全体のバランスを考えたポジショニングを取れるか。岐阜の守備は決して悪くはない。だが、それは前からプレスに行っているときと、奪われてからの囲い込みはうまくいっているが、そこを突破された後の守備に課題がある。ゆえにスライドした時の守備のポジショニングがうまくいくか。ここが福岡のショートカウンターを抑えるポイントになる。
攻撃面では福岡の1ボランチの周辺のスペースを有効活用できるか。トップ下も出来るスティッペがいない分、高地と太田がうまく左右バランスを見ながらこのスペースに積極的に侵入していかないといけない。この頻度が高ければ高いほど、得点する確率は増えてくるだろう。
ホーム4戦目。ここまでホームでは詰めかけたサポーターを納得させるだけの試合が出来ている。今季は非常に相性のいいホーム長良川で、内容結果共に納得のいく試合を披露してもらいたい。好調・福岡の波に押されるのか、4試合ぶりの勝利を掴めるか。楽しみな一戦だ。
以上
2014.04.04 Reported by 安藤隆人
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