●アフシンゴトビ監督(清水):
「まず、今回何が起こったかについて話をしなくてはいけないと思います。人種差別というものは、パスポートも何もあったものではなく、社会の病気だと思っています。それが次の世代へ、親から子へと移っていっていると思います。我々にはサッカーという美しいゲームがあります。この美しいものに色はなく、すべての国際色を持っているものです。
スタジアムに誰もいない中で戦うと、スタジアムに魂が欠けているように感じます。埼玉スタジアムの鳥栖戦でこの事件は起きました。サッカーから人種差別をなくしていかないといけないと思います。人と人には違いがあり、だからこそ世界というものは美しい場所であると思っています。私がサッカーを始めたころ、サッカーボールは白と黒でした。今、我々が使っているボールには様々な色が使われています。エスパルスには9カ国の国籍の人たちがいます。カナダ、韓国、スロベニア、オランダ、スタッフにはドイツ人、ブラジル人、そして、私はもうどこから来たのか分かりません(笑)。
私は日本に来て3年2ヶ月になります。その中で、本当に悲惨な東日本大震災を経験しました。ただ、日本はその時、世界と強く団結していました。それが真の日本の姿だと思います。私も含めて、外国人は本当に日本、日本人を愛しています。優しさ、礼儀正しさ、それが日本の顔だと思っています。もし、この国にそういったことに対して無知な人間がいるならば、彼らを愛し、彼らに教えていきましょう。この先の将来は、複数の色、色んなものが重なっていく時代だと思っています。
サッカーの話しに戻ります。今日の試合を楽しむことはできませんでした。ファンがいなかったから楽しめませんでした。声がなく、美しいオレンジ、美しい赤の戦いがありませんでした。内容に関しては良い時間帯と悪い時間帯がありましたが、それはファンから得られるパワーやエネルギーが足りなかったからだと思います。無観客試合になるのは、これが最後になることを願っています。1つになっていきましょう」
Q:石毛選手が高い位置でがんばっていたと思うが、監督の評価は?
「正直に言って、今日のパフォーマンスよりも彼はもっとできる選手だと思っています。あの位置で彼を起用した理由は、攻守においてできる選手だからです。彼は若いし、才能もあります。これから時間が経つにつれて、もっと良いパフォーマンスを出せるようになっていくと思います」
Q:最後のエスパルスの決定的なチャンスが入らなかったが、あれが入っていれば納得の展開だったと思うが?
「左からビルドアップしていき、右にサイドチェンジしたシーンが1回ありました。ワンタッチ、ツータッチで回しながら右に展開し、吉田からコンビネーションでノヴァコヴィッチに入ったシーンがありました。吉田のシュートがギリギリで外れました。あれが鍵となる時間でした。あそこで2点目が入っていれば、試合を完全に決められていたかもしれません。3年2ヶ月の間やってきて、先制点のあとに受け身にならず、もっと前に行って追加点を取りに行かなければいけないということにチャレンジしています。
それは日本のサッカーにおいて、心理的に改善しなければならないところだと思っています。同点ゴールを奪われた後からエネルギーが変わっていき、もう1点取れそうな機会はあったと思います。それを1-0の時でも出せるようにしなければいけない。そこが私にとっての大きなチャンレンジになっています」
Q:村松選手が外れた理由は?
「彼は筋肉系の問題を少し抱えていました。その問題を抱えながら18人に入る自信に欠けていました。大きな試合ということも分かっていて、がっかりさせなくないという気持ちでした。だから、18人から外れるという話を彼からしてきました」
以上
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