今日の試合速報

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第4節 G大阪 vs 広島】プレビュー:ホーム連勝を狙うG大阪がホームにJリーグのディフェンディングチャンピオンを迎える。(14.03.23)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ガンバ大阪はヤマザキナビスコカップ、グループリーグ、サンフレッチェ広島はAFCチャンピオンズリーググループリーグの戦いから中3日で迎えるJ1リーグ第4節。それぞれ、直近の公式戦を勝利で飾っているだけに勢いをもってこの一戦に臨むことになりそうだ。

G大阪は大幅にメンバーを入れ替えて臨んだヤマザキナビスコカップ・グループリーグ初戦のヴィッセル神戸戦を2−0で勝利。リーグ戦では守備の安定がみられる一方で攻撃の停滞を課題に挙げられていたが、神戸戦ではこの一戦で公式戦初先発を飾ったFWリンスやMF阿部浩之など、フレッシュな戦力が躍動。試合後には長谷川健太監督を「本当にみんなが強い気持ちを持って試合に臨んでくれたし出場した誰もが素晴らしいパフォーマンスを示してくれた。週末の広島戦、誰をチョイスするのか嬉しい悩みができた」と言わしめた。その言葉通り、ケガで離脱していたDF岩下敬輔、MF遠藤保仁、MF大森晃太郎らの状態も見極めた上で、昨年のJリーグ覇者・サンフレッチェ広島を圧倒するためのベストイレブンがピッチに送り込まれることになるだろう。

中でも注目は神戸戦で今季公式戦では初先発、初ゴールを挙げたFWリンス。試合前日の17日にはブラジルから愛妻・アナクラウジアさんが来日。「妻が幸運を運んできてくれた(FWリンス)」こともあって、得点力不足に苦しんでいた攻撃に光明をもたらすべく、キレのある動きで前線を活性化させた。これを受け、前述の長谷川監督は「時間が経つにつれてJリーグ、日本のサッカーに慣れてきた。だいぶ落ち着いて攻撃に絡めるようになってきた」と評価。広島戦への起用についても「神戸と広島との守備力の違いはあるが、広島戦で結果を出せればまた自信が深まるはず」と話しており、先発は濃厚だろう。
「今節の相手は昨年のリーグ戦で最少失点だった広島。よりパワーを出さなければ点は獲れないだろう。神戸戦で初ゴールを挙げられたからといって、僕に慢心はない。次の試合も結果を出さないとという意識が強いし、得点を期待される選手がゴールを決められればチームとしても波に乗れる。そのためにも点を獲れたらいいし、チーム全体で勝つための準備をしたいと思う。(FWリンス)」
ただし、神戸戦でFWリンスと同じく今季公式戦初ゴールを決めて存在感をアピールしたFW佐藤晃大をはじめ、MF阿部浩之やMF二川孝広、MF倉田秋やMF遠藤保仁ら、レギュラー争いは熾烈。また、神戸戦で安定したパフォーマンスを示したMF明神智和もボランチ争いに加わってくる可能性が高い。それぞれ違った個性を備える選手だからこそ、組み合わせによってはまた新たなコンビネーションを楽しめそうだ。

広島は直近のAFCチャンピオンズリーグ、ホームでのFCソウル戦で追いつかれながらも突き放し勝利。今季初黒星を喫したリーグ戦第3節の浦和レッズ戦での敗戦を引きずることなく白星を掴みとった。先週、3月11日にもACLでオーストラリア遠征をしていることを考えれば、その移動距離を考えても間違いなく連戦による疲労は蓄積しているはずだが、それを言い訳にできないことは選手の誰もが理解している。加えて相手はJ2から昇格してきたG大阪となれば、Jリーグ王者としてのプライドをみせつけたいところだろう。注目は直近のFCソウル戦で今季2度目の先発を飾ったMF高萩洋次郎や、DFながら公式戦戦で6戦4発と勢いを示すDF塩谷司ら。FCソウル戦では揃ってゴールを挙げた二人がリーグ戦でも変わらぬ存在感を示すのか。注目したい。

神戸戦ではホーム戦での今季初白星を挙げたG大阪。今節は連戦ながらもともにホームでの戦いということもあり、そのアドバンテージは味方につけたいところ。加えて「リーグ戦ではまだホームで勝てていないが、ホームに強いガンバにしていかなければチャンピオンにはなれない。勝ちたいですね」と長谷川監督は言う。その言葉通り、リーグ戦での今季初勝利となるのか。神戸戦での勝利後、『ワニナレナニワ』を今季初めてサポーターの前で披露し喜びを分かち合ったように、今節もその再現といきたい。

以上

2014.03.22 Reported by 高村美砂
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/25(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田J3リーグ全ゴールまとめ【1124】