JFLで共に戦い、先にJ2に昇格した2年先輩の松本を迎え讃岐はJ2初勝利、そしてホーム初勝利を目指して戦う。松本と讃岐の対戦は両チームがJFLに所属していた2011年に2度。松本のホーム“アルウィン”での初対決は、讃岐が58分に退場者を出して10人での戦いとなったが2−2の引き分け、讃岐のホーム丸亀競技場での対戦は11,178人の大観衆の中、4−2で讃岐が競り勝ち、讃岐の1勝1分だった。その時讃岐に在籍していた左足のスペシャリストMF喜山康平が現在は松本に、松本に在籍していたFW木島良輔が讃岐にいるのも興味深い。
今季これまでの3試合は、讃岐が3敗、松本が2勝1分と対照的なスタートとなった両チームだが、年間42試合を1試合90分に例えると、まだ前半6分を過ぎたあたり。讃岐は焦る必要はないし、松本も油断は無いだろう。目の前の1戦、いま動いているボールに集中することが長いシーズンを乗り切る手立てなのだから。
讃岐の北野誠監督はこの3試合を振り返って「リーグ開幕戦とホーム開幕戦の2試合はイケイケドンドン、第3節の大分戦はプランを立てて勝ちにいって対等に戦えたのは大きな成果」と話す。FW我那覇和樹とツートップを組むFW高橋泰の復帰も明るい材料だ。「大分戦では、我那覇と高橋の動きがシンクロナイズドスイミングのように同じで笑ってしまったが、徐々に良くなると思うし我那覇に前向きでボールを持たせたい」、「高橋が入ると点が取れるイメージがチーム全体に広がる」、「松本戦はシュートの意識を徹底させて20本くらい打ちたい、そのうち1本入ればラッキーで、あとは11人で守る(笑)。先取点が欲しいね」とも。讃岐在籍8年目になるチーム最古参の綱田大志は「もちろん勝ちたい。でも相手も強い」JFL時代チームメイトだった喜山からパスが来ればいいですねと問いかけると「ゴール前でね」とジョークが返って来た。主将の野口遼太選手は「必ず勝って勝点3をとりたい」と前を向いた。
もうひとつ、注目したいのは松本サポーターの動向だ。リーグ開幕戦の東京V戦にはアウェイにも関わらず味の素スタジアムに応援バス35台、8,000人ものサポーターが詰めかけた。また、この試合がJ2通算100試合目となる松本のFW船山貴之の活躍も期待される。勝てば勝点10、湘南の試合結果次第では松本が首位に立つ大事な一戦だ。1934年(昭和9年)3月16日に日本初の国立公園に指定された瀬戸内海国立公園は今年80周年。讃岐サポーターが凱歌をあげて丸亀競技場に“瀬戸の花嫁”が響き渡るのか、松本サポーターが夢の懸け橋“瀬戸大橋”を渡って凱旋するのか…。熱戦が予想されるこの一戦に大勢の観客が集まるのを期待する。
以上
2014.03.21 Reported by 大森一(オフィスひやあつ)
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