このカードは11年以来3年ぶり。11年はリーグ戦、ヤマザキナビスコカップの決勝トーナメント1回戦で計4度対戦し、磐田が4戦全勝と強さを見せた。お互いにメンバーが入れ替わった今回の対戦はどんなゲームとなるか。
ホーム・磐田は前節の熊本戦で左サイドバック・宮崎智彦が左膝を負傷。さらに今週の練習でセンターバック・伊野波雅彦が腰を痛め、いずれもこの試合の欠場は決定的だ。主力2選手を欠くことになりそうだが、年間を通じてこうした事態は起こり得るもの。J2トップクラスの選手層が早速試されることになる。シャムスカ監督は今週の練習で左サイドバックに駒野友一、センターバックに藤田義明、右サイドバックに櫻内渚という配置をテスト。リーグ初先発の可能性もある大卒3年目・櫻内は「出場するかどうかはまだわからないが」と前置きした上で、「しっかり上下運動していきたい」と意気込みを語っている。
一方、しばらく戦列を離れていた山田大記はカムバックを果たす可能性がある。第2節・讃岐戦を体調不良、第3節・熊本戦をそけい部痛でそれぞれ欠場していたが、すでに全体練習に合流。今週の練習では本職は2列目ながらボランチで起用された。[4-2-3-1]の2列目の松井大輔、山崎亮平、ポポが好調を維持しているだけに、シャムスカ監督は4枚の“共存”をイメージしているようだ。「(ダブルボランチでコンビを組む)フェルジナンドには『下がらなくていいよ』と言われている」(山田)と語る通り、ボランチとは言え、プレーエリアはやや前。状況に応じて2列目に近い位置まで攻撃参加することになりそうだ。
磐田は開幕3戦で2勝1敗。第1節・札幌戦こそ不覚を取ったが、第2節・讃岐戦、第3節・熊本戦でいずれも大勝し、連勝。新チームのエンジンは徐々にかかりつつあるが、シャムスカ監督は「大事なことは常に一定のパフォーマンスを出すこと」と表情を変えない。熊本戦で2得点の前田遼一、松井・山崎・ポポの2列目、さらに山田の計5選手が絡む攻撃でリーグ3連勝を目指す。
対する福岡は前節のホーム・愛媛戦でセンターバック・イ グァンソンが負傷交代。今節欠場することになれば、アンカーのパク ゴンをセンターバックへスライドさせることになるか。または、11年まで磐田に在籍した古賀正紘を先発起用する可能性もある。いずれにしても、磐田の攻撃陣にいかに対応するが勝利へのカギ。前線からプレッシングを仕掛けるか。自陣でブロックを組むのか。そのあたり、最終ラインをどのあたりに設定するかに注目だ。
攻撃面では第2節・京都戦で加入後初ゴールを決めた平井将生、第3節・愛媛戦で今季初ゴールをマークした城後寿らを生かし、鋭いショートカウンターを仕掛けたい。
福岡はここまで1勝1分1敗。開幕戦ではアウェイで熊本に敗れたが、第2節ではホームでJ1昇格候補の京都に勝利。マリヤン プシュニク監督は「アビスパの模範的な戦い方を見せることができた」と手応えを語ったが、続く第3節・愛媛戦はホームで引き分け。先制しながら勝利に結びつけることができず、指揮官は「非常にいい試合をした後の試合で、我々のメンタリティーは変わってしまった」と厳しい言葉を残した。自力では磐田に分があるだけに、京都戦で見せたファイティングスピリットをもう一度見せたい。
以上
2014.03.21 Reported by 南間健治
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