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【J2:第3節 富山 vs 横浜FC】レポート:横浜FCが今季初勝利。富山は電光石火の先制点も実らず。(14.03.17)

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ともに今季初勝利を目指した一戦は横浜FCが逆転で制した。開幕から2分で“勝ちなし”の状況がこの白星によって、前向きな印象を与える“負けなし”に転換した。山口素弘監督は「ほっとしているだろうが、次のホーム三ツ沢では今日以上のプレーをしないと勝点3は取れない。ほっとせずに、しっかり準備して臨みたい」。貴重な同点ゴールを挙げたDF野上結貴も「自信をつけていくためにも次節が大事」と勝って目線を先に向ける。チームを軌道に乗せる大きな1勝になるかもしれない。

序盤はホーム初戦の富山に勢いがあった。開始16秒でMF白崎凌兵がシュートを放つ。これで得たCKからオフサイドではあったがゴールネットを揺らすなど積極的に攻めた。これが早くに実を結び、9分に待望の今季初得点が生まれた。右サイドでのボール奪取からパスを受けたFW中島翔哉が仕掛けてDF裏へ鋭いクロスを入れ、走り込んだFW苔口卓也が押し込んだ。ゴールに向かうスピード感にあふれた富山らしい得点だった。
その後も富山の攻勢は続き、22分に中島のスルーパスから苔口が得点機を迎える。24分にも相手のミスを突き中島が前線でボールを奪ってゴールに迫った。しかし、いずれも決め切れない。結果論ではあるが、この時間帯で追加点を挙げられなかったことが悔やまれる。この日は前線3人を中心とするコンビネーションで好機をつくるシーンが数多くみられ、過去2試合からの良化がはっきりと感じられた。次節はさらなる前進が求められる。

横浜FCはMF松下年宏がパスを散らし、両サイドを広く使った攻めで持ち直した。トップ下に起用されたMF野崎陽介が活発に動き回ることで変化が生まれ、ゴールに迫る場面が増えていった。30分にCKの流れから同点に。こぼれ球を拾って一旦下げ、DF中島崇典がDF裏にクロスを入れて、野上がヘディングで決めた。

後半は両チーム一進一退の攻防が続いた。ともにゴール前まで攻め込み、見どころが多かった。しかし富山は守備の要であるDF秋本倫孝が同22分に2枚目のイエローカードで退場となり苦しくなった。主導権を掌握した横浜FCは同31分、DFドウグラスがCKからヘディングで叩き込んで勝ち越すと、富山にシュートを打たせることなく逃げ切った。

富山のゲーム内容は悪くはない。しかし、開幕の岡山戦に続いて接戦で勝点を取り損ねた。今季、上位への飛躍を果たせるかどうかは同様の試合をどれだけ勝ち切れるかにかかってくる。決定力やセットプレーの守りなど課題ははっきりしつつある。これからのリーグ戦で克服し、成長する姿を見せていきたい。

以上

2014.03.17 Reported by 赤壁逸朗
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