富山のJリーグ6年目は横浜FCを迎えてホーム開幕戦を行う。地元で今季初勝利を挙げて飛躍を狙うシーズンの第一歩としたい。横浜FCも今季初勝利がかかっており、ともにスタートダッシュを目指すうえで大事な一戦だ。
富山は前節の岐阜戦で0−3と敗れて現在1分1敗。未勝利に加えてまだ得点がなく、やきもきしているサポーターも少なくないだろう。だが、リーグ戦は始まったばかり。チームは前節の反省点を今後に生かすべく今週もしっかりとトレーニングを積んでいる。
岐阜戦に対する安間貴義監督の評価はそれほど悪くない。攻撃はタイミングや判断のわずかなずれで決定機に持ち込めてはいないが、ボール奪取からのチャンスメークには及第点を与える。「ファウル気味にでも岐阜が止めにきたのは攻撃のレベルが上がっているから。そこで『うまくいっていない』と思い込んでリズムを崩したが、次の段階では相手の出方に合わせて(球離れを早くするなど)対応できるようにしたい」と話した。
最終局面での精度を高めるべく、攻撃陣は14日のトレーニングをシュート練習で締めくくった。監督は「なにごともつくりあげるには時間がかかる。我慢強く待てばそれだけのものが戻ってくると信じている。フォルラン選手だってまだ無得点なのだから焦る必要はないですよ」と笑みを浮かべて取材陣に語った。
FW白崎凌兵は「まだ得点はないけれど冷静さを失ってはいけない。ゴール前では大事なのは落ち着きなのだから。我慢強くチャレンジを続けていけばおのずとゴールは生まれる」。力みのない口ぶりが頼もしい。
開幕から2分の横浜FCは初戦が愛媛と0−0、前節・栃木戦が1−1だった。今季初得点を挙げたのは東京Vから新加入のMF飯尾一慶。前半35分に同点に追い付くゴールを決めている。その飯尾をはじめ前節のスタメンはMF松下年宏やDFドウグラス、GK南雄太ら7人が新加入選手だった。FW黒津勝やMF野崎陽介、DF市村篤司ら過去に富山が痛い目にあわされた選手たちがベンチにまわるほど戦力は重厚だ。2012年途中から指揮を執る山口素弘監督のもと07年以来のJ1復帰を目指すシーズンになる。
富山は対横浜FC戦で、11年の開幕戦で勝ってから1分4敗。非常に手ごわい相手をホーム初戦で迎えることになった。前節は岐阜のFWナザリトの高さに手を焼いており、今回も横浜FCの長身FWパク・ソンホが絡む攻撃への対応がポイントのひとつになりそう。DF平出涼は「前節は注意していたかたちで失点してしまった。意識の質をもっと上げる必要がある。90分間途切れることなくやるべきことを徹底し、守りはパーフェクトを目指す」と話した。
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2014.03.15 Reported by 赤壁逸朗
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