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【J2日記】岡山:サポーターたちの2月(14.03.03)

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(C)尾原千明

写真1

(C)尾原千明

写真2

(C)尾原千明

写真3

(C)尾原千明

写真4

(C)尾原千明

写真5

岡山の今季開幕戦は3月2日(日)、ホーム富山戦。この開幕戦から始まるJリーグのある日々に向けて、サポーターは昨年の最終戦終了後から準備をスタートさせていました。その第1段階の仕上げが、2月2日(日)、岡山市内にある岡山学芸館高校の武道館で行われました(写真1)。

この日は朝9時から、今季の岡山の横断幕7枚の色付けを行いました。参加者は約60人。縦横2mの正方形の布にはそれぞれ、「誇」、「友」、「結」、「束」、「RUN DNA」という文字とデザイン画が。「誇」、「友」、「結」、「束」は、2005年から使っているキャッチフレーズで、岡山のサポーターのベースをなす文字。そして今年、新たに描いた「RUN DNA」(写真2)は、サポーターたちも走り続けよう、という誓いを込めて。この2m角の横断幕は、「アウェイに持って行きやすく、スペースを埋めるなど対応力があるから、どのスタジアムでも使いやすく、ポールに差せば巨大ゲーフラとしても使える」と、コールリーダーの岡本透さんが教えてくれます。4月13日(日)の改築前の国立競技場ももちろん視野に入っています。

Jに加入して6年目。それ以前のJFL、地域リーグ時代から経験を積み重ねてきた作業はスムースで、それはたとえばペットボトルに入れられた塗料にも見て取れます。「仕上がりが映えて、しかも塗りやすいようブレンドしている」のだそう。こうして陽を浴びたり、雨に濡れても丈夫さを保つものが完成していきます(写真3)。また、数年来使っている「ココロヒトツニ」の横断幕は、裏側に新しい赤い布を縫い付けて補強しました。「作り替えてもいいと思うけど…。でも、歴代選手がサインしているから」と岡本さん。

岡本さんにとってシーズンを戦うことは、「チームを信じて声を出すこと。しんどい時期でも、選手が力いっぱいプレーできる空気、空間をつくること」。そして「自分たちもJ1を意識して、今までよりも声を出していきたい」と話します。
昨年の11月末には、もう始まっているサポーターたちの2014シーズン。2月初旬には、サポーター、サポートスタッフとクラブスタッフでゲームを告知するポスターを街の店舗等に貼るポスターローラー作戦(写真4)もスタート。毎年参加している女性は、「お店に伺うと、『宮崎キャンプ、行ってたんじゃろ?』とか、『いつも見てるよー』とか、たくさん声かけてもらいました。チームのことですが自分のことのように、『ありがとうございます』って答えるのがうれしかった」と教えてくれました。

さらに2月23日(日)には必勝祈願と応援練習(写真5)が行われました。コールリーダーの岡本さんが作った新しいシーズンのチャントがここでお披露目され、振り付けと合わせて練習。2月頭には「まだできない。降りてこない」と言われていましたが、チャントを制作する1月から1000曲以上、民謡からあらゆるジャンルの音楽を聴くそうです。ひらめいた言葉、メロディーは頭の中で繰り返し、熟成させます。こうしてできあがったチャントは、サポーターによって選手とチームに届けられます。「全力で駆け抜け 戦い続けよう 岡山の誇りを背負い 共に走り続けよう 苦しい時も つらい時も うれしい時も 楽しい時も どんな時も 俺達がついてる」。この日も字余り気味のリリックがいかしたチャントが、カンスタ上空に響いていました。

チーム同様、サポーターたちもこの1カ月間を非常に濃密に、意義深く過ごし、開幕を待ち構えていました。

以上

2014.03.03 Reported by 尾原千明
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