今季の開幕を前に行われたキックオフカンファレンスの翌日22日、東京都渋谷区広尾の「Dexee Diner -ebisu-」にて、「在京県人・ロアッソ熊本公式応援団」の結団式が開催された。
当日はクラブから池谷友良 代表取締役社長、宮崎幹士 事業本部長、小林弘記アンバサダー、そして昨季限りで現役を引退し、今季から強化部スタッフとなった筑城和人さんらが参加。池谷社長からモニターを使ったクラブ理念の説明が行われたほか、熊本で録った選手からのメッセージが公開されて開幕ムードを盛り上げ、在京のサポーターを中心に約70名が交流を深める機会となった。
きっかけは、昨年東京で行われた熊本県人会60周年の会合にクラブとしてブースを設けてPRしたこと。「ロアッソのことが気になってたよ、なんて言ってくださる方が多くて、熊本の皆さんの地元を思うエネルギーの強さを感じました。首都圏のアウェイゲームも多いし、関東のサポーターグループの方にも協力してもらい、こういった思いをひとつにして応援団として組織化できればいいなと思ったんです」と、小林さん。
当初は簡単な交流会を開くに留める予定だったそうだが、「クラブ側の協力もいただいて、応援団として立ち上げることができました。サポーターを増やしていくことも狙いですが、試合でのサポートを通じて、一生付き合える仲間を作れる場にもなると思います」と、東京都在住の加藤博之さんは話す。
こうした展開はクラブにとっても少なからずメリットがある。「今まではこういった組織はありませんでしたが、連携を取って応援をお願いすることもできるし、もしかしたら東京の企業がスポンサーになっていただける可能性もある。どのくらいの方がいらっしゃるのか把握する上でも、ここからどれだけファンクラブの会員数を増やせるかが課題」と池谷社長。クラブのスポンサードにつながらなくとも、メンバー同士の交流を通じてビジネス上の関係が生まれることも、今後は出てくるだろう。
以前、関東でのサポーター活動を取り上げた際にも聞いたが、「ゴール裏に行けば、久しぶりに熊本弁を聞ける」といったことも、関東アウェイのゲームでサポーターが増えている要因のひとつ。会の冒頭、宮崎事業本部長が「今日から我々はファミリーです」と述べた通り、ロアッソ熊本というチームを通じて人がつながり、東京を中心にコミュニティが広がっていけば、こんなに心強いことはない。
「関東の試合でたくさんの人に応援してもらえれば、『関東があれだけ盛り上がってるんだから、こっちももっと頑張ろうぜ』とか、『俺達もアウェイに行こう!』とか、熊本在住のサポーターにも、いい影響を与えてくれると思うんです。まさに、熊本県民の“愛と絆”が生んだものだと思います」(小林さん)
第3節の磐田戦(@ヤマハ)では早速、東京からバスツアーが出るという。それ以降も、特にリーグ序盤は関東でのアウェイゲームが続く熊本だが、今年は今まで以上に、アウェイでも熱いサポートを得られそうだ。
以上
2014.03.03 Reported by 井芹貴志
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