本文へ移動

今日の試合速報

夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!
夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第1節 東京V vs 松本】プレビュー:さぁ開幕!「積極的な前線からのプレス」合戦を制するのは?(14.03.02)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
開幕戦から、味の素スタジアムは大いに盛り上がりそうだ。東京Vサポーターはもちろんのこと、J開幕を待ち望んでいた松本山雅のサポーターも数多く詰めかける模様だ。お互いのチームカラーが緑ということで、『味スタを再び緑に埋めろ!』と銘打ち、様々なイベントを用意して、12,432人を集めた2012年開幕戦の同カード以上の集客を扇動している。チケット販売数から、すでに1万人以上の来場が見込まれており、開幕戦に相応しく、賑やかな雰囲気の中での一戦となることは間違いないだろう。
当然、東京Vの選手たちも、そうした情報は耳に入っている。「たくさんサポーターが来てくれると聞いています。お客さんが多い中でやれるのは、気持ち的にも全然違う。恥ずかしいプレーもできないし、何よりも自分たちのやりたいサッカーを見てもらって、次もまた来てもらえるようにしたい」中後雅喜も、高いモチベーションを口にした。

今季の東京Vが目指すサッカーは、3つのワードに集約されると言える。『アグレッシブ、コレクティブ、クリエイティブ』つまり、「積極的で、組織的、かつ発想力に富んだ」サッカーを作り上げていく構えだ。その中で、まずチームとして非常に重要視しているのが、「前線からの積極的な守備」だという。中後も、昨季との一番の変化に、この点を挙げている。FW選手の守備意識も非常に高く、特に平本一樹は「俺から守備をはじめるとしたら、俺が第一DFになって、そこから守備がはじまる。一人ではっちゃかめっちゃかいかないで、後ろの状況も確認して取りに行かないといけない」と、最前線の自分もチームのDFの一人との意識を強く持っていると語る。20代前半選手が揃う今季のチーム内ではベテランとなる平本が「あれだけ守備でボールを追ってくれれば、当然、(常盤聡、前田直輝、南秀仁、高木大輔、菅嶋弘希ら)若い選手が守備を怠るわけにはいかない。そう思わせてくれるだけでも、本当にすごい存在」GK佐藤優也も、平本の守備力、そして+αでのチーム貢献度の高さを讃える。
ただ、キャンプ中から7試合の練習試合を経てきた中で最も課題として挙がるのも守備である。「若い選手ばかりのDFラインだから、まだまだ経験も覚えなければいけないことも多いのは仕方がない」と、田村直也は受け止め、守備的ボランチとして全力サポートする姿勢だ。

一方で、攻撃面に関しては、「それぞれの創造力に任せて、すごく面白い攻撃ができていると思う」と、守備から攻撃まで、ポジション関係なくチーム全体が口にしている。東京Vのアカデミー出身選手が多いだけに、自ずとパスはスムーズに回る。その先で、「去年よりフリックの数も増えて、面白い」(吉野恭平)、「ワンツーとかが多くなった」(高木大輔)など、意外性に富んだ崩しは、イメージしただけでワクワクする。「ウチの選手にしかできないサッカーをお見せしたい」と、三浦泰年監督は豊富を語る。一万人超の前で、どのような2014年シーズンのスタートを切るのか、楽しみにしたい。

対する松本山雅は、反町康治監督体制が3年目を迎え、戦い方はすっかりと浸透したイメージがある。前線からの早いプレスでどこかでつっかけ、ボールを奪って一気にカウンターを仕掛ける。その狙いを90分間徹底的に続けるハードワークもまた、チームカラーと言えるだろう。「悪い取られ方をいたら餌食になる。かといって、相手のストロングに対してウチが逃げる戦いをするのか、それとも、相手の狙いを上回るパス回しで崩していくのか」を、田村(東京V)は勝負のポイントに挙げる。互いのスタイルを存分にぶつけあう、球際激しい攻防がみられそうだ。
鍵を握るのは、攻撃の起点となる船山貴之だろう。攻撃の基点として、彼に思い通りにボールを持たせることができるかが大きなポイントなりそうだ。その意味では、絶妙なパスの出し入れができ、判断力にも優れた喜山康平も、東京Vにとっては厄介な存在と言える。彼のゲームコントロール力にも注目したい。
また、松本は3ボランチのアンカー岩間雄大、田中隼磨、そして3トップの中央にサビアと、センターラインに新加入選手が並ぶ。新チームとしてどのように融合をみせるかも、今後へむけてのみどころとなりそうだ。

以上

2014.03.01 Reported by 上岡真里江
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/07/22(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田Jリーグ全ゴールまとめ【0720-0721】