〜新田広一郎代表取締役社長の挨拶〜
●新田広一郎代表取締役社長:
「本日は大変お忙しいところ、大勢の方にお集まりをいただき誠にありがとうございます。昨シーズン、クラブとしましてはJリーグ参入9年目にしてJ1昇格を勝ち取ることができました。今年は10周年でクラブとしても節目の年になります。初めてJ1に挑戦するクラブとしては厳しい戦いになりますが、県民の皆様の力をお借りしながら、また新しい選手の新しい力を借りて、クラブ一丸となってリーグ戦に挑みたいと思っております。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
〜中田仁司強化部長の選手紹介〜
●中田仁司強化部長:
「こんにちは、強化部長の中田です。よろしくお願いいたします。今シーズンよりJ1を戦う舞台に上がりました。我々徳島ヴォルティスはこの戦いに挑むにあたり、ぜひ新加入選手を獲得したいということで、小林監督共々相談をしながら選手選考を進めました。我々としては新しい旋風を巻き起こしたいということで、希望のある、チャレンジ精神豊かな若い力を獲得したいということで、今、前にいる選手たちを獲得いたしました。
それでは一人一人、私の方から紹介をしてまいります。まずは皆様から向かって左側から、ブラジルよりクレイトン ドミンゲス選手です。彼はボールキープ、ドリブル、シュートと、中盤から状況に応じたレベルの高いプレーを発揮してくれるというところで獲得いたしました。
●クレイトン ドミンゲス選手:
「はじめまして、クレイトンです。徳島に来ることができて、本当に嬉しく思っています。先ほど社長からも話がありましたが、クラブとしては10年目で節目となる大切な一年ですし、初めてJ1に上がった年でもあります。頑張りますのでよろしくお願いします」
続きまして廣瀬智靖選手です。彼はドリブル突破が得意で、サイドを駆け上がってクロス、もしくはセンターへ切り込んでのシュートというものを期待しております。
●廣瀬智靖選手:
「はじめまして。山形から来ました廣瀬智靖です。このたびは徳島に来ることができて、とても嬉しく思っています。チームのために精一杯頑張りますのでよろしくお願いします」
続きまして、小島秀仁選手です。彼は中盤の底、ボランチというポジションでしっかりとしたポジショニング、前線への正確なフィード、時にはチャンスを見計らって前線へ駆け上がり得点を狙うというプレーヤーです。
●小島秀仁選手:
はじめまして、小島秀仁です。今年徳島ヴォルティスは10周年目、そして初めてJ1の舞台で戦うという記念すべき時期に加入できて嬉しく思います。自分の持ち味は言葉よりもピッチで表現したいと思っているので、皆様もぜひピッチで僕のプレーに注目してもらえればと思います。チームとしても、J1昇格を果たした既存の先輩選手と我々のような若い力とが一緒になって頑張っていければと思っているので、そういうところをご覧いただければと思います。
続きまして、小暮大器選手です。彼は右SB、右MFの位置から果敢に攻め上がり正確なクロスを供給してくれます。守備においても粘り強い対応のできる選手です。
●小暮大器選手:
「はじめまして。セレッソ大阪から来ました小暮大器です。日々の練習から全力を尽くして、試合に出たらチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」
続きまして、新卒で加入をしてくれました窪田良選手です。彼は阪南大学でもキャプテンを務め、昨シーズンはユニバーシアード大会においても銅メダルを獲得したチームの一員として戦った実績があります。彼は左利きであり、左足から長短のパス、シュートを繰り出し、しっかりとしたハードワークができる選手で、またリーダーシップも期待して獲得いたしました。
●窪田良選手:
「はじめまして。阪南大学から加入することになりました窪田良です。このような素晴らしいクラブに加入することができ、非常に嬉しく思っています。自分の特徴である運動量を活かして全力で走り抜き、徳島ヴォルティスの勝利に貢献できるよう頑張っていきます」
続きまして、韓国より加入してくれることになりましたソン セファン選手です。彼は体格にも恵まれ、なおかつハードワークができるディフェンダーで主にCBを務めますが、右SBでも突破力を活かして幅広いプレーができる選手でもあります。
●ソン セファン選手:
「韓国から来ましたソン セファンと申します。J1に昇格した徳島ヴォルティスに来ることができ大変光栄に思っています。J1の厳しい戦いの中でもチームの助けになれるような選手に成長できるよう、日々の練習を大切に頑張っていきたいと思っておりますし、自分はこのチームで一番年下なので、素晴らしい先輩からより多くのものを学んでいきたいと思っています」
〜小林伸二監督の挨拶〜
●小林伸二監督:
「皆さんこんにちは。今年は新しい年、素晴らしいJ1でチャレンジできることをすごく嬉しく思っています。今紹介した6名が新しく加入し、若い力を発揮してくれることを期待しております。紹介にもあったように、それぞれに特徴のある選手達であるということと、若さということを武器にできるメンバーでもあります。どうしてもJ1の戦いにおいて、アクションもありますがリアクションも多くなると思います。辛抱強く守ったり、しつこく攻撃するというところには若い力が必要になってくると思っています。新しい選手を加え、一生懸命チャレンジして、トレーニングと勝つためにどう進めていくかという部分で努力していきたいと思っています。応援をよろしくお願いします」
〜質疑応答〜
Q:クレイトン選手にお聞きいたします。お兄さん(レアンドロドミンゲス選手/柏レイソル)からJリーグについて、事前に何か聞いていることはありますか?
「そうですね、よく話はするのでいろいろなことを聞かせてもらったり、アドバイスをもらったりしています。そのアドバイスを活かして、徳島で活躍したいと思っています」
Q:全選手にお聞きいたします。徳島という街の印象と、なぜ徳島ヴォルティスを選んだのですか?
クレイトン選手:
「徳島には来たばかりだし、海外へ出たのも初めてなので、街のイメージはまだ具体的にありません。でもチームとしては、J2にいた時から話をいただいていたので、気になる存在ではありました。ですから昇格が決まった時は本当に嬉しかったです」
廣瀬選手:
「僕は山形から来たのですが、徳島県の印象はのどかで山形とよく似ている部分が多く、馴染みやすいなと感じています。徳島に来た理由ですが、山形では4年間小林監督にお世話になりました。そして今回もまた小林監督のもとでプレーするチャンスをいただいたので、一緒にプレーしたいなという気持ちで徳島へ来ました」
小島選手:
「徳島を選んだ理由は、僕自身必ず成長できると思ったのでお世話になることに決めました。徳島の印象としては、やはり有名な阿波踊りです。毎年チームで参加しているようですので、僕も早く踊ってみたいです」
小暮選手:
「徳島の印象は、大阪に比べて田舎で、自然がたくさんある街だなということです。徳島を選んだ理由は、自分が少しでも成長するためのチャンスだと思ったので決めました」
窪田選手:
「徳島に来てまだ間もないのですが、食事も美味しくて空気もきれいで、すごく過ごしやすいところだと思っています。ヴォルティスを選んだ理由は、自分を必要としてくれていることがすごく伝わってきたし、一番早くから声を掛けてくれていたことも嬉しかったし、必要とされているところでプレーしたいと思っていたのでヴォルティスへ加入することを決めました」
ソン セファン選手:
「日本という場所に初めて来たのですが、韓国で学んだサッカーを土台に、この日本で成長していきたいと思っていますし、この徳島ヴォルティスというクラブはとても環境が整っているクラブだと思いますので、ここで頑張っていきたいという想いがありました」
Q:廣瀬選手と小島選手は高校が同じ(前橋育英)ですが、お互いの印象をどのように持っていましたか?
廣瀬選手:
「高校は同じですが入れ替わりでした。実は徳島に来て初めて話しました。一応、先輩として見てくれているのかな(笑)と思いました。
小島選手:
「ほんと、初めて会ったのですが、昔から名前は知っていましたし、育英の監督からも聞いていました。素晴らしい選手ですし、尊敬しています」
Q:小林監督お聞きします。先ほどから「若さ」という言葉が出ていますが、その若い力は既存の選手達にどのような影響を与えるとお考えですか?
「そうですね、この6名は若く、チームの平均年齢も下がると思います。それぞれがすごく特徴のある選手です。活動量があるし、技術もあるし。そういうところを上手くチームに融合させて、おそらくJ1に入って一年目ですから、慣れるまではリアクションが多くなるだろうと思っています。そういう中で若さというものは、辛抱強い守備もそうですが、攻撃になった時に飛び出す力であったり、精度の高いパスであったり、廣瀬については我々のチームに少なかったドリブラーでもあるし。そういう特徴が彼らの中で出てくるし、チームの色として出てくればいいなという部分を期待しています」
Q:この新しい選手たちを加え、今季徳島ヴォルティスはJ1でどんなサッカーを見せてくれますか?
「そうですね、昨年一年培ったものを大事に、そして勝ち取った選手達を大事にしていきたい。それに今日の新しい選手たちを加えるということですよね。当然全員で攻撃し、全員で守備をする。おそらくボールをキープされる時間が長いと思うので、どうやってボールを奪って攻撃に移るかという部分では、スピーディーな攻撃が必要になってきます。それと昨年、勝っている時期に中盤のボールキープ率が一番高かった時がありました。そういうことを含めると、縦のスピードと横に幅広く動かすということ。右利きがいて左利きもいる。新加入選手の中にもいますので、そういうところで足元と裏を使い分けるような攻撃ができればいいなと思っています。守備については、速く攻撃するということからいうと、高い位置でボールを奪うということになってきます。取られた瞬間に切り替えて、効率よく高い位置でボールを奪うことと、もうひとつラインを下げて、早くいいポジションを取って連動してボールを奪って攻撃に移る。そういう攻守においてのことをメンタル的に考えると、やはり最後まであきらめない強い精神力を持つということ、チャレンジャーであること、積極的にそれらにチャレンジしていくということです。組織であれば選手間、スタッフ間、選手とスタッフのコミュニケーションをとっていくということをキーに、今季はJ1へチャレンジしていきたいと考えています」
Q:J1でプレー経験のある選手の方にお聞きしますが、徳島ヴォルティスがJ1で戦っていく上で必要なことは何だと思いますか?
小暮選手:
「そうですね、自分もあまりJ1では試合に出られていませんが、やはりスピードとかフィジカル面でレベルアップしていかないといけないのかなと思っています」
小島選手:
「技術面で素晴らしい選手がJ1には多いので、それに対して一人ひとりが走って戦うという姿勢が相手チームを上回れば勝つチャンスもあると思います。そういうところをしっかりやっていけば、定着にもつながっていくのではないかと思います」
廣瀬選手:
「そうですね、個人の能力とかはもちろんですが、一人ひとりがチームのために頑張って一体感を持てればチーム力も上がり、J1でも戦っていけると思います」
Q:小島選手にお聞きします。徳島ヴォルティスを選んだ理由が「成長できるから」ということですが、どういった部分を成長させたいと思っていますか?
「僕自身プロになってからの試合経験がまだまだ浅いので、ここでレギュラーを掴んで試合に出るということだけを考えてやりたいと思っていますし、試合に出て得るものが必ずあるので、そういうことを考えながら全力で頑張るつもりです」
Q:中田強化部長にお聞きします。今回の補強についてポイントがあれば教えてください。
「ご覧になった通り、若い選手達です。その力を我々にどれだけ出してくれるのか。既存の選手がいます。この若い力に既存の選手を突き上げてもらいたい。なおかつ、自分自身が試合に出るという力が付くように努力してもらいたい。そうすると若い、未知数の力が必ず発揮されると思います。ネームバリューがあるとか、年齢が高いとか、ベテランの選手も必要かもしれません。でもそれに頼りすぎると、あるところで頭打ちになってしまいます。逆に言えば、相手チームに我々のチーム力を読まれてしまいます。やはり我々は初めてJ1へ参入します。初めてということは、相手にも何も知られていません。可能性を秘めた若い力がエンブレムにあるような渦のように旋風を巻き起こして、何とかJ1に定着できるよう頑張っていきたいと思います。
監督も申しました通り、個の特別な力を持っています。それを上手く発揮しながらチーム内でも競争を挑んで、そうすることでチームとしても向上していければ素晴らしいのではないでしょうか」
以上
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