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【J2・JFL入れ替え戦 鳥取 vs 讃岐】前田浩二監督(鳥取)記者会見コメント(13.12.08)

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●前田浩二監督(鳥取):
「ガイナーレ鳥取を応援してくださっているスポンサーの皆様、ファンの皆様、サポーターの皆様、1年間ありがとうございました。そして、J3へ降格することは、私自身の力不足で起こったことだと思っております。大変申し訳なく思っております。お詫び申し上げます。
選手は最後まで死力を尽くして頑張ってくれたと思っています。選手、スタッフ、クラブスタッフのみんな、一丸となってこの一戦に臨みましたが、残念ながら結果が伴いませんでした。今までガイナーレを築き上げてきた歴史の中で、私自身が汚点を作ってしまいました。クラブとしては、まだ先は続きます。来年、しっかりJ2に帰ってくるように、クラブとして準備していきたいと思います。この場をお借りしまして、マスコミの皆さんも含めまして、お礼と、お詫びを申し上げたいと思います」

Q:どのような指示をして選手を送り出したか
「まず、勝って終わろうということを念頭に置いて、序盤からしっかりプレスをかけて、相手のウィークポイントを突き、我々の強みを生かして戦っていく。いつも通りにやっていこうとは伝えました。(強みを生かすとは)前線では、右はスピード、左ではタメでサイドを突いて行くことです。サイドを突くためには、中にしっかりつけて、中に固めればサイドにスペースができますので、そこを狙っていこうと、今週もそうですし、それまでもやっていました」

Q:2試合通じて、前田監督の描いたプランにはならなかったが
「(相手が)前から来ることは想定できていましたので、それぞれのポジショニングが冷静さを失って、前のめりになってしまった。距離感、裏のスペースが、なかなか見られなくなったシーンがありました」

Q:強化部長に就任したとき、このチームのどこが弱いと考えていて、この1年間で、どこが良くなったのか。また、どこが伸ばし切れなかったと思うか
「昨年から選手が半数以上変わりましたが、まず私のクラブから託された任務として、プロフェッショナルなチームを作ってください、というものがありました。大幅な選手の入れ替えはありましたが、ゲームの質という点でいうと、昨年よりはイージーミスや、驚くようなミスは少なくなった、ゲーム内容は良くなったと思っております。ただ、勝負どころで勝ち切るために、ゼロで抑えることや、2点目を取ることが、勝負のキワのところが足りなかった。そこを詰め切れなかったのが、私が導けなかったところだと思っています」

Q:前田監督の考える「勝負のキワ」とは
「今日のような試合もそうですけど、どのスポーツでも、どの業界でもそうでしょうけど、いかなるプレッシャーの中でも、いかなるストレスの中でも、ゲームを決め切るフィニッシュ、ゲームを止め切る力がキワだと思っております。私が就任して、もう負けられない試合が続いていましたが、シュート数が多い試合は増え、先制する試合もありました。そこから2点目、3点目を奪うことだったり、ゼロで抑えるところが、まだまだ詰め切れなかったと思っています」

Q:0−1から、相手に退場者が出て数的優位に立ちましたが、そこからの監督の指示は
「讃岐が4−4−1に構えられたので、真ん中にパスをつけたらサイドが空く。要はサイドから揺さぶっていこうとは、選手とも話していました。ベンチからも指示を送って、(パスを)つけているシーンはあったと思います。そういう意味ではクロスの質や、ファーストボールを競る、セカンドボールを拾って二重三重の攻撃をするところが足りなかったと思います」

Q:讃岐側が鳥取の3バックに対して、かなりスカウティングをして、うまくいったようだが、それに対して鳥取は第1戦を終えて問題ないという判断だったのか。それとも、何か工夫を加えたのか
「その件に関しては、心理戦もあったと思います。うまくいった、でも我々は最後まで行き切れていない。そこで確かに何本かは相手の狙いでボールは来ていましたが、最後のところで決定的な仕事はさせていないと、我々は考えていました。そこは抑えながら、その上で今日はホームですので、裏に蹴らせないために前線からのプレスで制限をするところは、今週もトレーニングしました。何よりも、我々がゲームを支配するためには、相手の背後と、相手を下げさせた後に、ボールを動かすところをやっていましたので、相手に対してどうするかはトレーニングしていました。ただ相手もあることですので、プレッシャーに対してバックパスが多くなったり、前に振り向けないことが多くなったのが(苦しんだ)要因だと思います」

Q:相手のFWが引いて受けるときに、DFが外されているシーンが多かった。鳥取のバイタルエリアのところに良いパスを入れられていて、リーグ戦の終盤からそういう傾向が見られていたと思うが、対策は講じたか
「相手の木島くんと高橋くんは、かなり経験のあるプレーヤーですので、そこでの駆け引きの差、個の差が出たと思っています。彼ら2人に対して3人でマークを受け渡すか、チャレンジ&カバーをするかは、シーズンからもやっています。心理的に考えると、どうしても裏を取られたくないという駆け引きのところで、バイタルエリアにパスをつけられる。それは実際にあったと思いますが、そこにフォーカスするよりは、失点は我々の組み立てのミスから起こっている。その判断が問題だったと思います。パスを受けられること、背後については、ある程度覚悟しなければいけないと思いますけど、そんなにネガティブではないと思っています。ただ、個の力でいくと、そういうところでの駆け引きや、個の力を磨いていかないと、J3であれ、J2であれ、J1であれ、やられてしまうことは実感したと思っています」

Q:強化部長から監督になられて、社長がGM兼社長をやっているような状態であることを、サポーターサイドは今日も試合後に怒っていた。サポーターと連係が取れていないのではないか
「そこは今、私が話すことではないと思いますので、コメントは差し控えたいと思います」

Q:就任した栃木戦(第29節)以降、未勝利で今季が終わります。なぜそうなったと思いますか
「いろいろな要因があると思いますが…。心技体の中で、いろいろな歯車がかみ合わなかった、ということがあると思います。それはスタッフ、選手の体制だったり、戦術的な理解でもあったり、そこは体制が変わりましたが、今季ずっとそこがかみ合わないまま、機能しないまま進んだシーズンだったと思います。そこには、どんなに良い戦術、良いタレント、サッカーを持ってきたとしても、走ることや、技術を身につけることが、まだまだ不足していたことと、私自身の采配にもフォーカスすべきだと思っています」

Q:J3降格の責任を受けて、進退問題はどう考えているか。
「しっかりクラブと話をしたいと思っています」
 
以上
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