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【J1:第34節 川崎F vs 横浜FM】樋口靖洋監督(横浜FM)記者会見コメント(13.12.07)

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●樋口靖洋監督(横浜FM):
「残念な結果になりました。シーズンのスタートからタイトルを目指して1つずつ積み上げながら勝点を積み重ねて、やってきて、今日が34試合目。その集大成としてタイトルと、いうところをチーム全体で目指しましたが、そこに手が届かず、残念であり悔しい思いです。ただ、今選手にも、どこまで選手の今の心理状態で耳に入るかわかりませんが、伝えたのは我々が34試合積み上げてきたのは、決してムダにはならないし、それは必ず財産として残るものだと。人生とはそういうもので、次に向かう。明日は必ずやってくるので、そこに向けてどう生きるのか。今日のこの悔しさをぶつけようと話をしました。僕自身も今頭をなかなか整理できてませんが、やっぱり我々にはまだ天皇杯というタイトルが残っています。そこに向けてどうチームとして向かえるのか。そこはしっかりやるしかないと思います。この悔しい思いをなんとか次にぶつけて、来シーズンにもつなげてまたもっと強いもっと魅力のあるF・マリノスとなれるように。今シーズンのこの築き上げた積み上げた財産を天皇杯、そして来シーズンのACL、Jリーグに活かしていけるように、頑張るしか無いと思っています。すみません、まとまらなくて」

Q:終盤で失速しましたが、ケガなどもあってパフォーマンスが落ちてたのが原因かなとも思いますが、失速の原因について監督の考えは?
「仰るとおり、うちは8月に浦和に3−0で勝って以来、複数得点というのが確かJリーグ戦ではないんですよね。なかなか点が取れない中、守り勝つという形で勝点を積み上げてこれた。そこが昨年との違いで、昨年は勝ちきれなくて順位も引き分けだったと。それが今年は守り勝つ形にある程度レベルが上がってきたと思います。仰るとおり前半戦は点数を複数得点を奪いながらやって来ましたが、この失速した部分というのは来年の課題で、いかに勝ち切れる、攻め勝てるチームになるのかというところは強く意識しています。一つの要因は、なかなかセットプレーで点数を取れる機会が減ってきてて、結局ここ数試合も、取ったのは、勝った試合はセットプレーだった。そこに頼っていたらまだまだダメで、もっと流れの中で崩す形。ここは本当に連動性の高さであったり、選手の距離感からゴールに向かうクサビがもっと入るといったところが、シーズンの8月9月くらいから課題として感じています。そこをより精度を上げないと、いわゆる攻め勝つチームにはならないと思います。そういったところは修正したいと思います」

Q:残念でしたが、34節のうち、17節で首位に立っていた。それはどこが良くて首位を保っていたのか。最終的には残念でしたが。
「終盤で33節、34節で連敗しましたが、これが今季はじめての連敗でした。特に負けた後の試合の選手のメンタリティが昨年とは違って、踏ん張りどころで今年は勝ちを拾ってきた。そういう意味では選手全体のメンタルの強さと、ゲームコントロール自体が、セットプレーで先制点を取ってゲームの流れを作ったりとか、あるいは拮抗した中で最後セットプレーで決めてしまうという形で、繰り返しになりますが、セットプレーの部分が最初前半戦は効果的にゲームを作れる要因だったと思います。
ただ、仰るとおり僕自身は選手がずっと首位争いを続けて、1年間それで戦ってこれたというのは大きな力になると思いますし、これは素晴らしい財産だと思います。ここから一歩抜け出すのは本当の意味での強さを身につけなければならないというところで課題としたいと思います」

Q:ジョーカー的な選手として、交代で使える選手が少なかったように思いますが、これは作れなかったのか、(そういう役割の)選手がいなかったのか、どちらでしょうか?
「元々フィールドプレーヤー、22人で今年スタートして今年1年戦ってきました、大きなケガ人がいない中で選手全員が非常に努力してくれました。ただ、交代メンバーに関して言うと、劇的に流れを変えられるタイプの選手は、たとえばスピードのある選手であるとか、高さで圧倒できるとか、といったところのプレーヤーがいなかったのは現実です。ただ、後半戦にかけて今日も出た佐藤優平ですとか、あるいは藤田祥史とかは年間を通してサブの形での起用となりましたが、安定した力を発揮してくれてますし、そのへんのところをもう少しチームに活かすことができれば、また違った形になったのかなと思います」
Q:流れの中での攻めの話がありましたが、これは私の印象なので正しいのかはわかりませんが、今季の始めのころはもう少しカウンターが目立っていましたが、最後の方はポゼッションの時間が長いように感じたのですが。
「冷静に振り返れば仰るとおりかもしれません。昨シーズンの課題が、カウンターの精度が低かった。それを改善しようとということでキャンプから取り組んで、だいぶその部分は精度が上がっていたと思います。それがなぜ後半戦機能しなかったのかは、うーん…。カウンターは常に意識させてますし、してます。この前全体として追い越す動き、いわゆる人数をかけたカウンターがなかなか繰り出せなかったという印象です」

Q:今、F・マリノスの大きな特徴はベテランの力を若手がカバーして全体としてうまく機能していたというのが、来季樋口さんの中でこれが続くかどうか教えてください。
「ベースは僕はしっかりできていると思います。年齢構成が高いと言われますが、僕はチームの28〜9歳の中町公祐だったり小林祐三だったり、兵藤慎剛のところはシーズンを通して活躍できたし、若い選手として齋藤学、佐藤優平あたりが力を出し始めていると。そういう意味では、このベースをどう発展させるのか。プラス、やっぱりジョーカー的な選手、あるいは特徴を持った選手、それが特に前線の方で必要になってくるのかなと思います。そういうプラスアルファがあれば今年のベースを活かして更に上積みができるのかなと。期待とともにそこにチャレンジしたいと思います」

Q:今日の試合で、広島がリードしているという情報についてはいつどのように選手に伝えたのでしょうか。
「ハーフタイムが終わってグラウンドに出る時に俊輔には現状として、こういう状態だと。ただまだバタバタ動くことはないと伝えました。ただ、時間の経過とともに動き始めた時は交代選手に中に必ず伝えなさいと。あるいは、負傷で止まった時には俊輔には伝えていました」

Q:初めての連敗でしたが、今日の関しての敗因は?
「まず、点が取れなかった。これが大きかった。フロンターレのカウンターに関しては十分に注意していて、特に前半から失点するまでのところ以外は非常に機能していました。対応していました。どっちが先に点を取るのかという試合でした。その中で鋭いカウンターでやられて、そのあとはサンフレッチェの結果を耳に入れながらやるしかなかった。勝ちに行くしかなかったのでいかに点を取るのかにシフトを代えざるを得なかった。そういう意味ではバランスを崩さざるを得なかったし、先制点をどっちが取るのかが大きなポイントだったと思います」

Q:セットプレーのところで、キッカーの問題なのか、中の問題なのか、連携の問題なのか。
「非常に警戒される。対応されてくると。例えばうちが、入るポイントに対して先にポジションを取られる。それがわかった上で当然、ビデオ等で分析しながら相手の弱点を突くというところは時間をかけながら選手たちに伝えながらやっているんですが、30%というのが世界の基準だと思うんですね。得点の30%がセットプレーと。うちはできればそれを上回って、さっき言ったように流れを作れていたんですが、たぶんシーズンを終わって計算していませんが、30くか届かないくらだと思うので、正直武器になりきれていなかったのかなと、いうところです。

一年間ありがとうございました。また来年も頑張ります」

以上
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