本文へ移動

今日の試合速報

夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!
夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第34節 F東京 vs 仙台】手倉森誠監督(仙台)記者会見コメント(13.12.07)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
●手倉森誠監督(仙台):

「まず、先週のホームゲームからの修正点として、アグレッシブに、インテンシティ高くゲームをすることは継続してやると。同時に、アグレッシブさの中での慎重さ、パスを出すタイミング、ポジショニング、そういったところを高められれば東京の出てくるサイドバックの背後は突いていけるんだと思っていた。前半の入り方ではそういったアグレッシブさ、そして修正点からきたうまい崩し、柳沢の起点、佐々木と太田のサイドを突く攻撃というのは、前半から示せていたのですが、後半に先制点を許したことで、またその攻撃が少し慌てだして、攻撃の精度が落ちてしまいました。今日の前半の、F東京の出来を見れば、我々の方がゲームを優位に進めていたと思います。その中での痛すぎる失点だった。それでもまだ1点は跳ね返せるという攻撃が、最後まで実を結ばなかった。そして、どんどんチームもリスクを冒して、2点目を取られたのですけれども。ルーカスの引退試合に花を添える形になってしまった。6年間監督をしてきて、公式戦3連敗という経験は今回が初めて。これまで3連敗しなかったのは選手のおかげ。仙台を去る年に、3連敗したことは、これからの監督業に対して必要なことだったと思いたい。この敗戦の悔しさは天皇杯ですかさず晴らしたいし、来季からの自分のキャリアに対し、この悔しさを持って、より勝利への厳しさを育んで進んでいかなければいけないと思っています。あとひとつ、去年に引き続いて、味スタにこれだけの仙台サポーターが来てくれたということに対しては、本当に感激しているし、試合前にも選手たちに話しました。たとえ順位が下だろうが、今日のゲームは失うもの はない。だけども、失ってはいけないものは、我々の誇りだ。その誇りをサポーターは持ってきてくれた。一緒に戦ってくれた。今日は勝利を届けることはできませんでしたが、今シーズンは下位に甘んじたシーズンだけれども、最終節に敵地にこれだけ集まってくれたサポーター、そして勝利を届けようとしてくれた選手たち。仙台の本当の絆というところが、今年の順位で確認できたと思う。これは大きな成果だったんじゃないかと思います。本当に、こういった光景を見ると、ベガルタを去ることに、本当に後ろ髪を引かれる気分にもなります。このスタイル、『仙台スタイル』を継続していければ、必ずベガルタ仙台は東北のシンボルになれると信じています」

Q:13位に終わったことと、得点力が足りなかったことについては。
「まず、得点力は、高めようとして今年に掲げてきた『ボールを握る』という部分に対して、確かに握れるようになってきたのですが、握れたからといってフィニッシュでの精度が高くなったわけではない。それに対して、攻撃についてはやり続けなければいけない。攻撃と守備のバランスをもう少し考えながら、もちろん戦っていられれば、順位も維持もしくは向上できなかったかもしれません。自分の中では、五輪代表の監督に就任することになってから、やはり今年にやろうとしてきたことを最後までやり続けようと、これではだめなのではなくて、足りないもの、高めなければいけないという向上心に火をつけられたことは、おそらく来年につながると思っています。私が就任してからは、J1リーグでは14位、4位、2位、最後は13位というかたちで終わったことに対して、2013年に13位だったと。ただ、一度悔しい思いをしたチームは必ず這い上がれる。自分が率いた仙台はそうでした。J1での初年度での14位という悔しさが実を結んで4位、2位と躍進できた。ずっと上位にい続けられるチームではない。だけど、その悔しさをバネにしてジャンプアップできるはずだと思っている。これから強豪クラブになるため、ひとつ膝を曲げたのだろうなと思います。そうなるように期待しています」

Q:前半にいい形に持ちこめましたが、今日は点が入らなかったのは相手のGKが良かったこともあるのでしょうか?
「まず、チャンスで確かに塩田君にセーブされてしまった。東京も有終の美を飾りたいという思いや、ルーカス選手の引退試合で送り出したいという思いが、塩田選手には乗り移ったのではないかと思います。それをこじ開けることで、我々は真の力を掴めることになったと思います。今日は掴めませんでしたが、今日の度重なるチャンスを演出できたことをポジティブに考えてほしいなと思っているし、ゲーム前にも、ミスをしてもとにかくポジティブに取り組もうといった姿勢で、選手たちはやりきってくれたと思います。やはり0で終わってしまったことに対して、天皇杯は0では勝ち上がっていけないので、その悔しさは天皇杯のためには必要だったんだと考えるようにしています」

Q:天皇杯でまた同じFC東京と対戦することの心境を教えてください。
「今節を迎えることに対して、けが人が相次いで、そのなかでやりくりしたメンバーでした。天皇杯にはけが人が戻ってこられるということに対しては、また顔色が変わる。だからこそ思い切りやれるし、これはこれ、天皇杯は天皇杯という位置づけで今日は挑ませてもらいました。そうしたらポポヴィッチ監督もメンバーを変えてきました。おそらくポポヴィッチも『これはこれ、天皇杯は天皇杯』と言いながら、駆け引きは始まっていたのではないかと。自分達にとっての天皇杯は、ホームでやれるアドバンテージで、リーグ戦3連敗をしてサポーターもやきもきしている。その力を借りて、ぜひ天皇杯ではFC東京にリベンジしたいと思うし、おそらくポポヴィッチも、私も、クラブを離れる。最後に、天皇杯を置き土産に置いていきたいという思いは同じだし、今回に土をつけられたぶん、すべてが良い部分に進んでいるとオレは思っています。ポポヴィッチとの対決を楽しみたいと思います」

Q:ワールドカップ(W杯)の日本代表の印象は?
「昨日、生放送で見ていました。良いグループに入ったのかなと思います。ただ、過去の優勝国との対戦も見たかった。それは決勝トーナメントからでもいいのかなと。まずは良いグループに入ったのかなと。僕が印象にあったのは今日、Jリーグの優勝が決まる時の前日の深夜にW杯本大会をにおわす雰囲気が一気に押し寄せたことでJリーグに水を差されたのかなと。ふたを開けてみれば、広島の逆転優勝。ものすごいドラマが待っていた。今回、負けた私たちの悔しさは、マリノスの気持ちを考えれば、それほどでもないだろう、切り替えはすぐできると思いました。いずれにしてもサッカー界は今年、Jリーグを戦った選手たちは、来年のW杯の対戦国を意識しながらチームでのトレーニングを積むことになる。Jリーグもより世界を意識したトレーニングをしなければいけない。そう思っているし、Jリーグはさらにレベルを上げられるだろうと。すかさず天皇杯からスリリングな大会にできるようにしていきたいと思います」

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/07/29(月) 00:00 ハイライト:岐阜vs鳥取【明治安田J3 第23節】