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【J2日記】北九州:アウェイの旅〜札幌編〜(13.12.03)

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(C)坂本真

羊ヶ丘展望台にあるクラーク像。もちろん像だけではなく、365日楽しめる施設もたくさんある

(C)坂本真

宮の沢練習場の横には、誇らしげにサポーターのモニュメントが飾られていた

(C)坂本真

約14cmのハート型の、自分だけの「白い恋人」が完成!

(C)坂本真

白い恋人パークはまるで迎賓館のような建物。広いガーデンや、園内を走る列車もあった

(C)坂本真

場外市場では、新鮮な蟹が水槽の中にいっぱい

(C)坂本真

海鮮丼はどのネタも新鮮で、とても美味しかった!

(C)坂本真

時計台は、明治11年(1878年)に札幌農学校の演舞場として建設されたそうだ

(C)坂本真

J2最終戦の開門を待つ多くの札幌サポーター

(C)坂本真

北九州のベンチには、札幌に来られなかった全ての選手のユニフォームが掛けられていた

(C)坂本真

24,813人もの、大勢の札幌のファンとサポーターが詰めかけたドームに圧倒された

(C)坂本真

肉厚で、脂が乗っていたホッケに大満足!

早いもので、シーズン終了からもう1週間以上が過ぎてしまい、何だか懐かしさも感じてしまう。長く、そして苦しいシーズンだった今季のギラヴァンツ北九州。その最終戦の舞台は、北九州市から直線距離で約1,300キロ離れた北海道札幌市。今季、多くの街に足を運んだが、集大成に相応しい場所。試合は日曜日だったが、私ははやる気持ちを押さえきれず、金曜日の昼過ぎに飛び立つのだった。

新千歳空港には夕方の16時に着いたが、外はすでに暗くなり始めていて、改めて日本の広さを感じた。空港に着くと、私はすぐに友人に電話を掛けた。幸いなことに、独り者の友人が札幌に転勤中。今回は、全く宿代の心配が無い(笑)。空港から待ち合わせ場所まで高速バスで向かい、そこから友人と1年振りの再会を果たす。その時点で、まだ18時ごろだったと思うが、早速お腹が減って来た。普段の生活からはこの時間での夕食はとても考えられないが、「友人が何を食べたい?」と聞くので、私は即答で「ジンギスカン鍋」をリクエストした。本当はサッポロビール園に行きたかったが、ちょっと距離があるということで断念。
空港から近い「アサヒビール園 千歳店」で、ジンギスカン鍋を満喫することにした。福岡市に住む方ならご存知だろうが、JR博多駅の1つ隣の竹下駅にも同じ系列店があるのだが、やっぱり現地で食べる方が美味しいと感じてしまう。新鮮なラム肉と野菜を、存分に堪能して店を後にした。(写真はお見せ出来るほどでも無かったので、掲載はやめておきます)
そこから友人の家に行き、酒を交わしながら、他愛もない話を深夜まで…。

翌日、仕事の友人を車で会社まで送ると、車を自由に使っても良いというので、そのまま、最初の目的地である「羊ヶ丘展望台」に車を走らせた。入り口で入園料の500円(大人)を払い、一本道を進むと、そこには予想よりもはるかに広大な敷地があり、お目当てのクラーク博士の像も建っていた。その先には、チームが明日戦う札幌ドームも見えている。決してもう少年ではないが、遠くまで見渡せる景色を見ていると、何だか普段悩んでいる悩みなんて、とっても小さく思えてしまうのはなぜだろう。
もっとこの場に居たい想いを押しとどめ、時間が迫っているので、次の予定地へ移動。羊ヶ丘展望台から車で約30分、翌日の対戦相手であるコンサドーレ札幌が練習を行う「宮の沢白い恋人サッカー場」に到着した。10時の練習開始に少し遅れて着くと、そこにはすでに札幌のサポーターが100人ほど。時間が経つにつれ、その数は増すばかり。明日のJ1昇格プレーオフを賭けた一戦に向けての、サポーターや道民の期待の高さが伺えた。その後、コンサドーレの練習が続く中、隣接する「白い恋人パーク」へ移動。

あまり予備知識を入れないで来たため、正直建物の大きさにビックリ!まさしく「お菓子のテーマパークだ!」と、心の中で絶叫(笑)。パーク内にはレストランやショップはもちろん、アトラクション施設やギャラリーも兼ね備え、一日中ゆっくり楽しめる様になっており、この日も多くの家族連れやカップル、私のような観光客で賑わっていた。
さらに、ここを訪れたのは、お菓子作りが体験出来るという情報を入手していたから。札幌入りする前に電話で予約し、数ある中から私でも出来そうな「私の白い恋人」コースをチョイス。エプロンや帽子、さらには靴カバーも借りられるので、手ぶらで気軽にお菓子作りが体験できるのだ。さっそく着替え、しっかりと消毒を済ませ、お菓子作りがスタート!
台の上には、すでに下ごしらえが終わった生地があり、形に流し込みオーブンに投入。焼き上がったクッキーに、ホワイトチョコでメッセージや絵を書くことができる。残念ながら私には絵心がないので、今回の試合の日付けを書き入れるので精いっぱい(笑)。あっという間の楽しい時間。私みたいな1人でも大丈夫だし、友人やグループの大人数で体験すると、きっともっと面白いでしょう。(急なお願いにも関わらず、取材にご協力いただいた、石屋製菓株式会社の関係者の皆様、本当にありがとうございました)

ちょうど時間は正午。お腹も空いて来たので、3つ目の目的地である「札幌中央卸売市場の場外市場」へ。ここには北海道の新鮮な海の幸・山の幸が並ぶ店舗、その食材を生かした飲食店が約60店、軒を並べている。人生でこんなに大きな蟹をたくさん見たことない!(笑)。 カットして100円で売られていた甘い甘い夕張メロンを食べ、自分へのお土産の鯨ベーコンと数の子を買った後、海の幸がてんこ盛りの海鮮丼を堪能。丼の上には「蟹・サーモン・イクラ・ウニ」が乗り、鉄砲汁まで付いて1,500円なり。大満足である。

外に出ると、少し小降りの雨。朝から少し駆け足で回ったし、行きたいところはもう行ったので、車を友人宅へ走らせていたところで「あっ!」。札幌と言えばという大事な場所を忘れていたのを思い出す。そう「札幌市時計台」だ。噂では、写真で見る感じより小さいと聞いていたが、そんなことはなし。中には入れなかったが、多くの外国人観光客が見守る中で記念写真を撮り一安心。2日目の観光が、無事終了となった。

いよいよ、J2最終節、11月24日の朝を迎えた。友人に車で札幌ドームまで送ってもらうと、そこには、前日行われた北海道日本ハムファイターズのファン感謝祭に負けない人だかり。今季、どこのアウェイに行っても、完全アウェイだなとは思ったが、あのJ1だったG大阪のホーム万博よりも、この日は強く感じた。それもそのはず、この日の札幌ドームには、今季J2のリーグ戦最多記録となる2万4,813人が集まったのだから。北九州からもサポーターは来ていたが、赤と黒に彩られたスタンドの風景、その威圧感が半端なかった(笑)。
試合は、大勢のサポーターに後押しされた札幌が優勢な試合展開だったものの、負けられないのは北九州の選手たちも同じ。札幌担当の斉藤さんが書かれたレポートの通り、今でも肌が覚えているくらい、ハラハラドキドキの連続の試合となった。試合後に行われた柱谷幸一監督の記者会見、そしてミックスゾーンでの選手たちの表情は、この試合、そして一年間戦った充実感に満ち溢れていた。

ドームでの仕事を終え、友人が迎えに来た。早いもので、この日が札幌の最後の夜だ。最後のリクエストであった「美味しいホッケ」が食べれる場所。友人が選んだ場所は、某酒場ライターが今にも来そうな、道民が普段から訪れている「魚平」。お目当てのホッケと、北海道名物のザンギを食べ、友人と楽しく話していたが、少し淋しさを覚えながら時間を過ごしていたのだった。翌日、友人も同じ日に茨城に出張という事で、新千歳空港の搭乗口でお別れ。帰りは、向かい風の影響で3時間掛かったが、無事に自宅に帰り着いた。

昨年は、同じ福岡県のレベルファイブスタジアム。そして大分と、最終戦の栃木の3試合にしかアウェイには行けなかった。今年は、「岡山・福岡・神戸・長崎・松本・京都・鳥取・大阪・熊本(2回)・東京・札幌」と、11の都市に行かせてもらった。私は、サポーターからライターになった訳では無かったので、どうして大金を使ってまで、遠くのアウェイの地まで足を運ぶのかが分からなかった。でも今年、多くの場所に行って、その理由が少しだけ分かった。
それは、勝っても負けても、大好きなチームのそばに居たかったから。

以上

2013.12.03 Reported by 坂本真
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