北九州は、リーグ最終節であるアウェイ札幌戦を残しているが、先週末で今季のホーム本城での公式戦を終えた。思えば、２月に行われた初戦・仁川ユナイテッド（Ｋリーグ／韓国）とのプレシーズンマッチから早９ヶ月。１シーズンがあっという間に過ぎ去った。歳を取るのも早いはず、である（苦笑）。

今回は、そのホーム最終戦となった11月17日（日）の鳥取戦を振り返りたいと思う。

14時　本城陸上競技場着
この日は今季最後ということもあり、折尾駅からのシャトルバスに乗ってスタジアムへ向かったが、普段こんなに乗っていたかな？と思うくらい乗客が居てビックリ。お馴染みの顔の方にもお会いし２度ビックリした。
本城に着くと、いつも以上に賑わっている。いつもは試合開始３時間前から売店が開店し、ファンやサポーターの姿を見ることができるのだが、この日はキックオフ５時間前である12時から、ギラヴァンツヴィレッジ裏の広場で、クラブとサポーターらが共同で企画した「フリーマーケット」が行われていた。 聞けば、約３，０００人の方が集まったそうな。シーズンが進むにつれてクラブも様々なイベントを行っていたが、来季以降も普段はサッカーに馴染みのない方でも参加できるような、様々な催しを続けていって欲しい。

14時30分　ギラヴァンツヴィレッジ内ステージ
ファンやサポーターが期待していた、来季のユニフォームが発表された。ホームの黄色、アウェイの白は変わらないが、今季よりもさらに格好良くなっていた。

15時〜16時　取材での写真撮影のため、スタジアム周辺を奔走。

16時　ギラヴァンツヴィレッジ
試合に向けての準備もひと段落したので、腹ごしらえに橋本食品さんの「錦雲豚バラ串」をぱくついていると、ステージ上では、スプラッシュのメンバーがダンスを披露。彼女たちの今季最後となるステージに、普段より多くの方が手拍子を送っていた。
また、この日は多くの方とお会いすることもできた。新門司の練習場で良くお見受けする、ギラヴァンツ北九州の前身、今もその名を残し活動中の「ニューウェーブ北九州」の方々。そして、そのレディースチームでプレーする彼女たちからは12月７日と８日に本城で行われるサッカー大会のチラシもいただいた。ギラヴァンツにも、地元の選手が活躍しているので、いつかなでしこにも、そういう選手が出てきて欲しいものだ。

17時３分　第41節・北九州対鳥取　キックオフ

19時ごろ
２対１で試合終了。ホームの北九州が、見事ホーム最終戦に勝利した。去年もそうだが、勝ってくれたおかげで、セレモニーも盛り上がる。寒さで、前田和哉キャプテンは口が回っていなかったが、会場に残ったファンやサポーターに、勝利と一緒に、笑いも届けてくれた（笑）。
選手たちからは今季１年間のお礼と共に、サインボールがスタンドへ投げ込まれていたが、受け取るスタンドの方々も誰もがみな満面の笑顔。この１年間、決して楽なシーズンじゃなかっただけに、最終戦での勝利は最高のプレゼントだ。

空を見上げると、そこには綺麗な満月が浮かんでいた。
この日は寒さが身に沁みたが、１年間天候に恵まれた２０１３シーズンの本城。
吹いていた冷たい風は、最後は心地良かった。

以上

2013.11.20 Reported by 坂本真