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【J2日記】福岡:みんなで芋掘り〜アビスパファミリー交流会2013(13.11.20)

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(C)中倉一志

大きな芋を掘って喜ぶプ二と少年。満面の笑顔が浮かぶ。

(C)中倉一志

大きなお芋がこんなに。今日はさつまいもの天ぷらかな?

(C)中倉一志

どこか貫禄を漂わす岡田隆。持っている芋は心細いが…。

(C)中倉一志

ただ黙々と掘り続けるプシュニク監督。実家のそばに芋畑があるそうだ。

(C)中倉一志

怪我で戦列をはなれていた城後寿も笑顔で参加。子どもたちと互いに元気を分け合っていた。

(C)中倉一志

大収穫。これで1週間はおかずの心配をしなくてもいいかも。

秋晴れに恵まれた11月4日、雁の巣レクレーションセンターに笑顔が溢れた。この日は、毎年恒例の「アビスパファミリー交流会」。マリヤン・プシュニク監督をはじめとする全スタッフ、全選手、そして約100名の家族連れのサポーターが「芋掘り」を楽しんだ。

第1回目が行われたのは2008年10月13日。普段、雁の巣に来ることができない子どもたちに練習見学の機会と、選手との触れ合いの場を提供しようと、サポーター有志が計画、実行し、株式会社ふくやが特別協賛についたのが始まり。3年前からはアビスパ福岡後援会が中心になって、アビスパ福岡とともに実行委員会を設置。現在に至っている。後援会支部分科会のメンバーで、アビスパファミリー交流会2013実行委員長を務める鵜野剛さんは、その意義を次のように話す。

「福岡の町を、もっと、もっと、みんなの近いところにアビスパ福岡がいるという町にしたいという趣旨のイベントです。芋を掘るという自然と触れ合う行為を通して、選手と非常に近い距離で共同作業をしたり、会話をしたり、触れ合えるもので、昨年は選手の家族も参加してくれて、家族ぐるみの交流もできる非常にお勧めのイベントです」

始まりこそ、互いに何となくよそよそしい雰囲気もあったが、芋を掘り出したら馴染むのはあっという間。選手が掘り起こした芋を、子どもたちが歓声を上げながら拾い出す頃には、もうすっかり打ち解けた様子。そして、芋を掘りながら、あちこちでサイン会や撮影会が始まる。その距離は、練習見学や試合を応援するのとは、また違った距離。選手とサポーターというよりも、隣同志に住むサッカーの上手いお兄ちゃんと、サッカーが好きな子どもたちのような空気になっていく。しかも、今年のサツマイモは豊作。堀り終わるころには、全員が両手いっぱいに芋を抱えていた。

この日、奥さんと子どもの3人で初めて芋掘りに参加したのは、独身の頃からアビスパをサポートし続けているという境圭輔さん(博多区在住)。サポーター歴は10年を超える。「まだ子どもが小さかったので、芋掘りに参加するのは今年が初めてです。いつもとは全く違う選手たちの顔が見えて良かったです。経営危機が報じられていますけれど、この町にずっとアビスパがあることが願いなので、是非、頑張ってほしいです」と話してくれた。

また、「純粋に楽しめました。いつもは、ファン、サポーターの熱い声援に後押しされながらプレーしていますが、こうやって、皆さんと一緒の作業をするというのは、いつもとはまた違った雰囲気で、とても面白かったです。ファン、サポーターの方と、こんなに近く触れ合える機会はないので、これからも継続的にやっていければいいですね」と話したのは岡田隆。三島勇太も「とても楽しかったです。こうして身近で触れ合えるのは、すごくいい経験だし、ファン、サポーターの方も、また応援してくれるんじゃないかなと思いました。これからも、こういうイベントがあればいいなと思います」と笑顔を見せた。

そして、黙々と芋を掘り続けていたプシュニク監督も、みんなで一緒に同じ作業ができたことを有意義に感じているようだった。「非常に楽しい1日だったよ。一緒に何かをやるということは楽しいことですね。今日は、皆さんと一緒に働いたことに意味がある。その結果、ファン、サポーターとの距離が一層近くなって、我々は本当に有意義な時間を過ごすことができた」。ファン、サポーターを大事にするプシュニク監督らしい言葉だ。

予定の1時間はあっという間。この日のイベントは、お互いに元気と笑顔を分け合った交流会になった。

以上

2013.11.20 Reported by 中倉一志
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