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【J2:第39節 岡山 vs 鳥取】プレビュー:4分の1は、42分の1か。残り少ないリーグ戦で、チームの戦い方を見せ、勝利を大切に掴み取るために必要なこと。(13.11.03)

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2013シーズン最後の月となり、リーグ戦は残り4試合となった。久木田紳吾は、「あんまり何位だからっていうことは、僕は考えてないです。序盤から1試合1試合にかける思いは同じように考えてきたつもりです」。澤口雅彦は、「1試合1試合勝つってことだけ、それしか考えてないです。順位、周囲の結果も気になりますが、僕は見ないんで、集中するだけです」。前節、ワイドのポジションで先発出場したこの2人は、怪我等の理由から今季コンスタントに出場することは叶わなかった。今節を残り4試合のうちのひとつと捉えるか、全42節のひとつと捉えるかはそれぞれだが、2人の言葉から試合に前向きに真摯に臨む気持ちが伝わってくる。

前節、岡山は群馬に1−2で敗れた。ゲームの立ち上がりから岡山はポゼッションしながら、ペナルティエリア内に侵入できないままでいた。さらに最初の失点後は、早く取り戻したい気持ちが焦りとなってしまった。後半に入っても立て直せず、セカンドボールを拾うところで上回られ、2点目を奪われた。近藤徹志は、「大事な試合だったので、負けた直後のショックは大きかったです。入り方は悪くなかったし、よく動けていたと思いますが、失点した後、下を向いた時間が長くなったことで、リズムを持っていかれたということはあると思います」。1点を返すゴールをセットプレーから決めた後藤圭太は、「後半途中のパスミスで記憶が飛んだくらい自分のプレーが悪すぎました。ハーフタイムを挟んでもミスが減らなくて、とくに後半はセカンドボールをなかなか奪えなかったです」。

近藤が「無失点にしたい」と、後藤が「基本で上回りたい」と言うのが今節・鳥取戦だ。鳥取は現在22位だが、勝点差「3」で21位・岐阜に迫っている。第22節・山形戦の勝利から16試合勝利がないが、徹底した守備とワンチャンスをものにするパワーがあり、J2残留という明確な目標に向いた潔さ、潔い勢いを感じさせるチームだ。【4-4-2】のフォーメーションを採ることが多く、廣田隆治と久保裕一らスピードとポストプレーを組み合わせた2トップに、チーム得点王のFW永里源気らサイドハーフとサイドバックが絡んでゴールに向かってくる。前節の首位・神戸戦では、林堂眞がみごとな直接FKを決めて先制している。

チャンスを作りながらなかなかゴールを奪えない岡山にとっては、厳しい守備に突破口を開けなければならないゲームだ。

前線の押谷祐樹は、ストライカーの役割に没入している。「狭いスペースでダイレクトなり、バンバン回してゴールまで行く、ペナルティエリアの中に行くことは大切だと思います。僕は決めるだけなんで、しっかり決めてDFをラクにさせたい」。荒田智之に何が必要かを聞くと、「ファジアーノのサッカーをやればいい」という答えだった。「それで結果はついて来ていたので、何かが足りないとか、プラスαじゃなて、勇気を持って、人数をかけてゴール前に入ることが大切だと思います」と荒田。

鳥取は今節、右SHの奥山泰裕が出場停止。岡山は怪我人が多く、前節・群馬戦前々日に石原崇兆、前日に田所諒、試合中の前半早い時間に仙石廉が痛め、試合翌日に清水慎太郎が軽い肉離れを起こし、とくに前線は厳しい状態となっている。しかし、「やってみてチャンスをもらえたら頑張りたいです。もうあと4試合しかないので、今自分が一番出来ることをしないと」と言う田所を先頭に、気持ちは切れていない。影山雅永監督はこう話す。「やることをやめてしまったらチャンスはない。成功する人はやり続ける人、だからやり続けたいと思う」。4分の1であり、42分の1である大切なゲームが始まる。

以上

2013.11.02 Reported by 尾原千明
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