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【J2:第39節 札幌 vs 千葉】プレビュー:3連勝中と絶好調の千葉が、札幌ドームへと乗り込む一戦。迎え撃つ札幌は、前節の敗戦を糧に再び浮上したいところ。双方にとって大事な一戦だ。(13.11.03)

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3月にスタートしたJ2も、いよいよこの11月でリーグ戦が閉幕する。最高潮の緊張感で迎える今月最初のゲームとなる39節では現在勝点54で10位の札幌が、同64で4位につける千葉と対戦する。プレーオフ進出権さらにはその先にあるJ1昇格争いの行方をも左右する重要なゲームだ。また、この試合も37節札幌−山形戦と同様に会場が札幌市厚別公園競技場から札幌ドームへと変更になっている。

ホームの札幌は前節、敵地で京都と対戦して0−2のスコアで敗戦。3位にいる京都を直接対決で叩き、プレーオフ進出圏内である6位浮上の契機としたいところだったが、叶わなかった。

前半中頃にDFのクリアミスから先制点を奪われると、後半立ち上がりにはPKを献上してしまい、2点のビハインドに。試合全体を通して京都の細かなパスワークに対してしっかりとプレスを仕掛けたり、逆に相手の厳しいプレッシャーをうまくかいくぐりながらボールを展開したりと、ゲーム内容としては必ずしも圧倒されたわけではないものの、要所をしっかりと抑えられて完敗をしてしまった印象だ。

「選手たちは何とか逆転しようと本当にやってくれたと思いますが、なかなか点を取るというところまで行かなかったというのが現状だと思います。上位の京都とやって何とか勝点3を取りたいゲームだったんですけど、終わってみるとやはり力の差というか、シュート共に相手のほうが上だったかなという印象です」

試合後、札幌の財前恵一監督はそう振り返った。昇格を争うライバルとの直接対決を終え、「力の差」とハッキリ言い切った。この部分だけを切り取れば、札幌は京都戦での敗戦で大きなダメージを受けたように感じるかもしれない。だが、「相手ほうが力は上だった」とは今シーズン、財前監督は幾度となく発していた言葉である。時には、勝った試合のあとでさえ、そうした言葉を口にしていたこともあったはず。

トップチームの監督1年目の監督が、若い選手をベースとしたチームを率い、勝った試合からも負けた試合からも多くの経験を得て力をつけてきたのが今シーズンの札幌だ。ラスト4戦で6位との勝点差が6。苦しい状況ではあるが、きっと京都戦の敗戦も糧としてアグレッシブに戦い抜くことだろう。

一方、北海道に乗り込んでくる千葉の前節は、敵地で横浜FCと対戦して2−1で勝利。前半途中に田中佑昌が決めて先制しながらも、後半立ち上がりに同点ゴールを許すと、試合は膠着したまま進行。時計の針もタイムアップへ向けて着々と進み、ドローという結末も見えつつあった87分、右サイドからのクロスにケンペスが巧みに合わせてゴールへと流し込んでみせたのだ。

「非常に拮抗したゲームで、どっちが勝ってもおかしくない内容だった」と鈴木淳監督が振り返ったように、この試合はドローも含めてどういった結果になっても決して不思議ではなかった。それだけに勝点3を掴んだことは大きいし、「苦労した」(鈴木監督)試合をチーム一丸となって粘り、終了間際にエースが決勝弾を挙げたという展開はチームに勢いを与えたはずである。

そしてこの勝利で3連勝も達成している。直前にはまさかの3連敗で失速してしまったことを考えれば、見事な盛り返しぶりだと言っていいだろう。エースのケンペスもここ3戦で5得点と乗りに乗っているところ。千葉は勢いそのままに、札幌ドームへとやってきそうな気配だ。

さて、そうしたチーム同士の対戦だが、焦点となりそうなのは両エースのプレーだろう。前回対戦の開幕戦では、0−0で推移したゲームのまさにラストプレーで札幌の内村圭宏が見事に千葉DFの背後を取り、ファインゴールで勝利を演出している。この内村は抜群のタイミングで飛び出し、相手守備の裏を突くのが得意な選手。前節を振り返っても、千葉は高いラインを保つ時間帯が多く、ここにズレが生まれれば内村が得点を量産する可能性もある。逆に、千葉のケンペスは相手の隙を見逃さず、巧みにポジションを取り直しては決定的なシーンに顔を出せる。札幌が京都戦のように、DFラインでイージーなミスをしてしまうようだと、ケンペスに固め取りを許してしまう可能性もある。

どちらも勝点3を積みたい、シーズン最終局面。勝利を得るには、まずは得点が必要なわけで、その役目を担うエース同士のバトルが勝敗のポイントになりそうである。

またこの試合は、札幌の新規スポンサーである「住友商事 メディア事業本部」と「KDDI」がゲームスポンサーとなる『住友商事 VIETNAM DAY  au SUPPORT MATCH』として開催される。「住友商事 メディア事業本部」は東南アジア諸国を中心にメディア事業を進めていることもあり、札幌が勝利した場合、当日最も活躍した選手に対し同社から賞金2000万ベトナムドンが送られる。どの選手がゲットするのか、注目が集まりそうだ。 

以上

2013.11.02 Reported by 斉藤宏則
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