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【J2:第38節 富山 vs 水戸】レポート:クラブ通算200ゴールが決勝点に。富山が3カ月ぶりにホームで勝利。(13.10.28)

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富山が第27節・札幌戦(8月4日)以来約3カ月ぶりのホーム勝利を飾った。幸先よく序盤に先制したがその後は水戸に押し込まれる苦しい時間が長かった。後半42分、MF白崎凌兵がクラブ通算200点目となる追加点を挙げてなんとか振り切った。安間貴義監督は「どっちが勝ってもおかしくないゲームだった。(攻め込まれて、最後に失点もしたが)勝ちで終われたことがなによりも素晴らしい」と選手を称えた。

富山は立ち上がりの攻防で主導権を握った。前節の反省を踏まえて開始から積極的にプレー。球際で競り勝ち、ボールを奪うとスピーディーに縦へと仕掛けた。8分に右サイドからのクロスをファーで白崎が合わせたのが最初のチャンス。そして11分、センターサークル付近からの白崎のスルーパスでDF裏に抜けたFW苔口卓也がGKとの1対1を制して先制点を奪取。その後も白崎の個人技と苔口のスピードを軸に好機をつくった。

水戸が立ち直ってペースをつかみ始めたのは30分ごろ。プレッシャーを強めて中盤でボールを奪い返すようになり、連続攻撃で相手を押し込んでいった。同点機は39分、MF小澤司の裏へのクロスにFW三島康平が頭から飛び込んだがシュートはゴール右に外れた。

富山はパスミスも増えてボールを前に運べなくなり、自陣での対応を余儀なくされた。リードして意図的に守りを固めたわけではなかったようだ。ハーフタイムをはさんでも形勢は変わらず苦しい時間が続いた。何度か追加点のチャンスはあった。後半7分に白崎のパスで苔口が抜けて先制時と同じような決定機をつくる。同26分にはMFキム・ヨングンの左からのクロスにMF木本敬介が逆サイドから飛び込んだ。

一方の水戸は相手コートでパスを回しながら決定機を創出した。後半21分、途中出場のFW山村佑樹が左から中央へドリブルで切り込み放ったミドルシュートが際どくゴール右を通過。同29分にも山村が裏を突いてDFと競り合いながらシュートを放つが当たり損ねになりGKに阻まれた。同32分には小澤のスルーパスで山村が抜けてシュート、こぼれ球に三島が詰めてボールが無人のゴール右へと転がったが、わずかに外へと切れていった。

水戸がFW鈴木隆行を投入して攻勢を強め、富山は試練の時を迎えた。しかし今回は逆に追加点を奪うことで勝利を引き寄せた。同42分にFW西川優大がドリブルで仕掛けて左からセンタリングし、逆サイドから詰めた白崎が押し込んだ。安間監督は「G大阪のように圧倒的に攻めて終わるゲームができるわけではない。苦しい時間を乗り越えてワンチャンスで追加点を奪うことができたのはチームの成長。(守るべき時には守り、攻めるべき時には攻めるという)割り切ったゲーム運びができるようになったのだと思う」と話した。

実力拮抗のJ2にあって、どっちに転んでもおかしくない試合を競り勝つのか、競り負けるのか。その積み重ねが19位という順位だが、ようやく勝利への一線を越えていけるだけの実力がついてきたのかもしれない。残り4試合の戦いぶりに注目だ。
 
以上

2013.10.28 Reported by 赤壁逸朗
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