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【J2:第38節 京都 vs 札幌】プレビュー:やり続けるサッカーで自分たちの領域へ引き込みたい京都。プレーオフに向け負けられない札幌。個性あるサッカーの激突は注目の一戦!(13.10.27)

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前回(第35節・9/29・長崎戦)のゲームから、約1カ月ぶりの西京極。しかも、京都は勝ち続けてのホーム帰還となる。ひたむきに勝利を目指すサッカーをまた西京極で展開できるか。難敵・札幌を迎えての注目の一戦だ。

10月はアウェイが続いた京都。鳥取戦、天皇杯の鹿島戦、そして前節の群馬戦。天皇杯では悔しい結果となったが、リーグ戦では勝点を全く取りこぼさなかった。「もう負けられない」と何度も口にしていた選手たち。その思いが形になっている点は大いに讃えられてもいいはずだ。とは言いつつも、目的は昇格。それを果たした後に―、となるだろう。

リーグ戦終盤にきて「やり続ける感じが出てきた」と、大木武監督が口にした。プレーが途切れない、という意味になるだろう。
例えば、攻撃はフィニッシュへ向かってプレーするが、フィニッシュ手前のラストパスがカットされたとする。これはミス、となる。だから、「パスの精度」や「クオリティ」を上げなければいけない、となる。だが、ラストパスをカットされてから、それを奪取してゴールに結びつけたらどうなるか。「プレーをやり続ける」というのは、こういうことも含まれるだろう。
クロスを入れる。中で誰も合わせられずに逆サイドのスローインになる。これもクロスのミスだ。だが、その相手スローインを囲んで奪えばチャンスになるかもしれない。途切れないで「やり続ける」。これが京都の時間帯になる。その間に、どれだけ攻撃をブレイクさせるか、という考え方だ。
フィニッシュを目的とすると、その途中で止められれば失敗になる。だが、視点を変えて、京都の時間帯(プレーをやり続けること)の中で、フィニッシュを何度も創造すると考えれば、ミスがミスとならなくなる(実際はミスだが)。さらに強化させて、相手が、判断が追いつかない状況に持ち込む。ここまで持ち込みたい。なぜこんなことが出来るかと言えば、京都のやることが選手にとって明確になって来ているから、となるだろう。

対戦相手の札幌。前節は山形に3−1と快勝した。札幌の勝点は54。6位・長崎の勝点が60で、その差6。つまりJ1昇格プレーオフへ向け、強い気持ちで臨んでくるということだ。
大木監督は札幌について「攻撃的な要素を持った選手が揃っている」とし、守備についても「前線の内村、前田も追いかける」と全体の献身性についても口にした。注目のレ・コン・ビンについては能力の高さを認めつつも「まだ(日本のサッカーに)慣れていない感じもあるかな」と話した。荒野拓馬や岡本賢明も勢いがあり、個々の能力の高いチームとなる。

駒井善成は、前回の対戦で「ハイボールに強いし、くさびにも強かった」という印象を残しており「頭を使ってプレーしたい」とイメージを高めている。京都は安藤淳、酒井隆介がまだ別メニュー。前節同様、下畠翔吾、染谷悠太の出場が濃厚。出場する選手にとってはチャンスとも言える。勝利を掴んで自信を深めたいところだ。
京都も札幌も互いに負けられない。激しいぶつかりが予想される一戦。是非、西京極で個性あるサッカーを満喫していただけたらと思う。

以上

2013.10.26 Reported by 武田賢宗
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