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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【J2:第36節 鳥取 vs 京都】プレビュー:13試合未勝利で最下位の鳥取と、4連勝で3位の京都。良い時間帯の得点で勝利に近づくのはどちらか?(13.10.06)

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最下位に沈み、J2残留の危機に立たされている鳥取が、3位で昇格争いを繰り広げている京都をホームに迎え撃つ。鳥取にとって京都とのホームゲームは、J2昇格後の過去2年間、いずれも2―1で勝利を収めている相性の良いカードだが、二度あることは三度あるのか、三度目の正直となるのか。

34節で岐阜との直接対決に敗れ、今季初の最下位に転落した鳥取は、前節も徳島に1―2に敗戦。前半に先制したものの、後半の2失点で敗れ、これで22節を最後に、今季最長となる13試合未勝利と苦しい状況が続いている。
ただ、徳島戦は本来センターバックの柳楽智和を右サイドバックで起用するなど、守備重視の布陣から速攻に活路を見いだす戦い方が奏功した面も見られた。永里源気は「自信を持ってプレーして、前節のプレーがベースになっていけば、勝点は拾っていけるし、勝てる試合ももっと多くなってくると思う」と語っており、京都戦は、それを実証するための戦いともなる。

一方の京都は前節、長崎を2―0で下して今季初の4連勝と、鳥取とは対照的に調子を上げて3位に浮上した。決して万全の出来ではなかったものの、セットプレーで先制し、後半立ち上がりに追加点を奪う効率の良い攻めで相手を上回った。攻撃の中心である山瀬功治が発熱で欠場というアクシデントを乗り越え、チームの総合力が上がっていることも示した格好。連勝が始まった32節の熊本戦も2―0の完封勝利で、守備が安定してきたことが、接戦で競り勝てる要因の一つになっている。

勝敗を分けるポイントの一つは、それぞれが主導権を握っている時間帯に、いかに得点まで結びつけることができるかだろう。鳥取は前節、立ち上がりから手堅い守りで主導権を握って先制点を奪い、その後も追加点のチャンスが何度もあったが、決められないうちに68分に追い付かれ、流れを手放した。未勝利が続いている現状で、少しでも重圧を軽減するために、先制できたとしても、2点目を奪えるかが重要になりそうだ。

一方の京都も、思うように勝点を伸ばせなかった時期は、良いリズムで攻めているときに得点できず、不用意な失点から主導権を奪われることが多かった。前節は、悪い流れの時間帯を粘り強い守りで無失点に抑え、訪れた得点機を確実に決めて勝機を引き寄せている。今節はボール支配率で上回る展開が予想されるが、焦れずに攻め、得点を奪うところまでもっていけるかで、試合の流れは変わってくるだろう。

鳥取は少しでも早く最下位を抜け出すために、京都は2位以内での自動昇格の可能性を広げるために、ともに勝利が欲しい状況。タイスコアで終盤を迎えたときの試合運びは難しく、流れを変える選手交代など、両チームのベンチワークも重要になりそうだ。

以上

2013.10.05 Reported by 石倉利英
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