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【J2日記】東京V:あきらめない。(13.10.04)

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(C)上岡真里江

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(C)上岡真里江

提供:東京ヴェルディ

飯尾一慶選手と同期で、中学の3年間東京Vジュニアユースに所属していた、現・湘南ベルマーレフットサルクラブの久光重貴選手が、右上葉肺腺癌と診断され現在闘病中です。そこで、飯尾選手の発案・呼びかけにより、東京Vでは7月27日のG大阪戦、8月11日の長崎戦、8月25日の松本戦と、ホームゲームにて闘病支援の募金活動を行ってきました。その久光選手が10月3日(木)、募金活動への感謝を伝えるため東京Vのクラブハウスを訪れました。
トップチームの練習後、全員の前で飯尾選手から久光選手の紹介があり、募金活動についての詳細などが説明されると、久光選手がお礼の言葉を述べました。

久光選手:「癌だとわかって、怖かったり、悩んだりして一人で考え込んでしまうことがありました。でも、飯尾選手がチームを通じてこういう活動をしてくれて、僕は一人じゃないんだなと、希望を持つことができましたし、あきらめない気持ちが大切なことも改めて感じました。自分も、必ずピッチに戻るということを目標に、絶対にあきらめないで闘っていきます。そして、東京Vの力に少しでもなれるように、応援したいと思います」

その後、募金活動で集められたサポーター・ファンからの募金と選手たちに募った募金が、それぞれ飯尾選手、中後雅喜選手から手渡されました。そして、最後は久光選手と東京V選手一人一人とが握手を交わし、目標は違えど、お互いあきらめずに闘い抜くことを固く誓い合ったのでした。

久光選手の言葉を聞いて、スタジアムで懸命に募金活動を行った福井諒司選手は、「いろいろな苦しみや悲しみがあったと思いますが、それでもポジティブに病気に向き合って闘っていることが伝わってきました。僕も、いろいろなことがありますが、それでも当たり前のようにピッチに立つことができ、サッカーをやれている喜びを改めて感じました。ついつい、一日を何気なく過ごしてしまっていますが、もっと大事にしなければいけないと思いました」と、健康であることへの感謝、そして、一日の大切さをいま一度実感していました。福井選手だけではなく、恐らく、多くの選手たちが同じように感じたのではないでしょうか。かくいう筆者もまた、僭越ながら同様の思いにさせていただきました。

「僕なんか、何もしていません。実際に動いてくれたのは、クラブのスタッフだったり、スタジアムで一生懸命募金活動をしてくれた、ケガやメンバー外だったチームメイトのみんな。本当に感謝しています」と、協力してくれた周囲へ感謝しきりだった飯尾選手は、発案者として今回の活動について次のようにコメントしてくださいました。

飯尾選手:「僕も、最初は新聞で知って、ビックリして本人に連絡して話を確認しました。なんとか力になれることはないかと同期のみんなとも話し、形として一番わかりやすい“募金”という今回の活動になりました。この活動を通じて、多くの人が久光選手のことを知ってくれてよかったと思います。
アイツ(久光選手)は、癌に侵されて“生死”という一番大変な悩みに直面しても、「負けない」と、前向きな気持ちをもって闘っている。僕にも悩みや辛い時、苦しい時はあるけれども、アイツに比べたら、自分の辛さなんて大したことないと思う。(生死という)最高の辛さの中、『絶対にあきらめない』と必死に闘っている姿勢をみて、不可能になるまで手は尽くさなければいけないなと、刺激をもらいましたし、逆にアイツにとっても刺激になったと思います。
久光選手も、中学の時の3年しかいなかったにもかかわらず、東京Vというクラブを通じて自分のために支援活動をしてくれたことに対して、かなり感謝し、喜んでいました。今回の活動に快く協力して下さった東京Vサポーターの方々、G大阪、長崎、松本のファンやサポーターの方には、感謝しかありません。本当にありがとうございました!」

以上

2013.10.04 Reported by 上岡真里江
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