前節の札幌戦で右まぶたの上を切りながらも最後までピッチに立ち続け、連敗を2で食い止める勝利に貢献した西岡大輝。「いいモチベーションでやれている」と言うように、まだ頭にテーピングをグルグルと巻いている状態ながら、今週のトレーニングでは持ち前の対人の強さを活かし、定位置確保に向けてアピールを続けている。
日に日に注目度が増している西岡。今節の群馬との「北関東ダービー」で対戦を楽しみにしているのが平繁龍一だ。昨年は広島で共にプレーし、「いつも一緒にトレーニングをしていた」間柄だそうだ。二桁得点を叩き出している相手エースの特長について、西岡はこう語った。
「群馬で一番、点を取っている選手。あいつがキャプテンをやっているのは意外ですけどね(笑)。でも、キャプテンを任されているくらいだから、(移籍してからの)半年で一皮も二皮も剥けているはず。僕自身、試合に使ってもらえない時期があったけど、(平繁から)刺激を受けていました。お互いに『次の試合は負けらんねえ』と思っているはず。意地と意地をぶつけ合いたいですね」
言葉で近況を報告するよりも、ピッチで実際に肌を合わせることで、この半年間の成長の跡を確かめたい。西岡はそう考えている。気心の知れた2人のマッチアップでは、細かな部分の駆け引きが何度も繰り返されるはずだ。天才肌の平繁をどう抑えるのか。西岡はこんなイメージを頭に思い描いている。
「あいつはガツガツこられるのが好きじゃない。ただ、一番いいのは、栃木のゴール前に来させないようにすること。前から連動した守備を心掛け、僕自身はコーチングすることで危ないシーンを減らせるようにしたい。そうすれば失点の確率が下がるはず」
札幌戦で魂の伝わる守備を披露した西岡だが、「1試合だけだし、このままでは駄目。もっと上を目指したい。結果を出し続けないと地位は築けない。だからこそ、ピリピリしています」と、歓喜に浸ることなく危機感を口にした。現状に満足することなく常に高い目標を持ち続けることで、チームに不可欠な存在へと成長するつもりでいる。そのためにも、盟友を完封してレベルアップしたい。
以上
2013.09.20 Reported by 大塚秀毅
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