2020年の五輪の開催権を東京が獲得するというビッグニュースが駆け巡ってからしばらくたちます。
喜びの声の中に一部批判も聞こえてきますが、日本国内で行われるオリンピックという大きなスポーツの祭典を実体験した子どもたちが、将来スポーツの世界に限らず様々な領域で活躍してくれたら、それは素晴らしいことになるんじゃないかと思っています。日本を活性化させるイベントとして、東京五輪2020の意味は大きくなるものと期待しています。
そして子どもたちを始めとして、国民が東京五輪を喜び楽しむためには好成績を残すのが一番ですが、その一助となるのがtotoからの各種競技団体への分配金です。totoは2012年に約185億円を各種競技団体に分配していますし、五輪本大会で日本の選手団が好成績を残してくれたら多少totoが当たらなくても悔しくはないと自分に言い聞かせることができます。言い聞かせないとどうにも悔しいですが、でも言い聞かせることはできます。東京五輪が開催される2020年まではtotoを買い続ける予定ですから、それまでは各種競技団体さんに強化を頑張ってもらいたいと思います。
先日の東京五輪開催決定と同じくらいにサッカー界を揺るがす決定が今週ありました。2015年からの2ステージ制への移行です。近年、Jリーグでは各種の数字が右肩下がりの状況が続いています。ただ、同じサッカーでも代表は高い関心と視聴率を維持しています。これは代表の主力がJリーグ勢から国外組へと移行したことによるJリーグの地上波での露出の低下が一因のようです。totoからの分配金の一部でもJリーグの地上波での放送権獲得に使えないのか、などと思ってしまいますが色々と問題があるのかもしれません。
卵が先か鶏が先かの論争にはなりますが、種を蒔いて、水をやらなければ穀物は収穫できません。文化も、そうやって手をかけてようやく根付きます。Jリーグに携わる様々な人から2ステージ制について聞きましたが、概ね「1ステージ制がいいのは間違いない。でもそれでも必要なことがあるならそれをやらなければならないのではないかと思う。必要があって制度を変えるわけだし、変わったのならその制度で頑張るだけだ」という言葉が出てきました。
2015年からは、新しいレギュレーションで年間チャンピオンが決まります。しばらくはそうやって、Jリーグは試行錯誤するということでしょう。まだ20年ちょっとの若いリーグですからね。100年先を見越して、今はいろんなことに挑戦するときなんだと思います。そうやっていく中でサッカーが日本に根付き、発展することを願います。
以上
2013.09.20 Reported by 江藤高志(川崎F担当)
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