岡山・kankoスタジアムで行われる第93回天皇杯2回戦、岡山は岐阜と対戦する。岐阜とは今季リーグ戦ですでに2度の対戦を終え、結果は岡山の1分1敗。とくに7月末のホーム敗戦は時間的にも悔しさという点でも記憶に新しいが、岡山にとって岐阜はJ リーグに加入した09年以降の5年間、一度もホームで倒すことの出来ていないチームだ。それだけにこの試合は、岡山に与えられた絶好の機会でもある。
リーグ戦は残り10節となり、岡山は現在、勝点「45」の10位。6位の京都とは勝点6差で、J1昇格プレーオフ圏内進出をめぐる激しいバトルを勝ち抜くためにも、ここで生半可な内容は許されない。影山雅永監督はこのゲームで、「残りのリーグ戦に向かって個人として、チームとして、何か違った爆発力を出したい」と話す。当然、出場メンバーにもある程度の入れ替えがあるだろう。昨年の天皇杯2回戦では、それまでリーグ戦に出場していなかったGK真子秀徳とMF田中奏一が先発メンバーで出場し、戦力としての確かな力を見せた。今回、出場機会のある選手にも、「この後の10試合に繋がるものを出してほしい」と影山監督。
岐阜は現在勝点「25」の22位で、来週からのリーグ戦では群馬(9/15@正田スタ)、鳥取(9/22@大垣)と、J2残留を懸けた正念場の戦いが続く。8月18日の第29節・水戸戦に敗れた翌日、行徳浩二監督が解任され、アシスタントコーチ兼FC岐阜セカンドの監督だった辛島啓珠氏が監督に就任し、残留を託された。辛島監督は、「良い守備から良い攻撃に繋げる」ことを最重要課題とし、具体的には、個の判断に任せていたディフェンスから、連動してプレスをかけるゾーンディフェンスに切り替えた。辛島監督采配の3試合は1分2敗という成績だが、より積極的で組織だった守備と、新加入選手を含む攻撃陣のつながりは上がっているように見える。
シーズン途中に加入した選手が11人いる岐阜だが、岡山は7月に加入したFWバージェとFW中村祐輝とは、7月27日の第26節で対戦済みだ。しかも中村には開始3分にゴールを決められ、そのテクニックをどこよりも早く知ることになってしまった。さらに8月にはクロアチア出身で、マケドニアでプレーしていたMFスティッペが加入し、第32節・東京V戦で初ゴールを挙げている。
選手にとっては、毎週のJリーグ公式戦に出るように、天皇杯の試合に出ることでリズムを維持したいという感覚もあるようだ。DF竹田忠嗣はこう話す。「去年も(一昨年も)J1とやる権利をもらえて、先制して相手を本気にさせることが出来た。そして、そういうことから得た自信を持って残りのリーグ戦をプレーできた。岐阜は手強いと思うし、メンバーも替わるかもしれないが、ここでも毎週の『目の前の相手を倒す』という思いで戦うことはプレーオフに繋がると思う」。
それぞれのチームの思いが交錯する一戦。ディフェンスからリズムを作っていく両チームが、自らの隙を見せず、相手の隙を見つけられるかどうか。そしてリーグ戦に繋がる内容を発揮できるかどうか。真剣勝負だ。
以上
2013.09.07 Reported by 尾原千明
J’s GOALニュース
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