日本サッカー最強決定トーナメント『第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会』。9月7日(土)の2回戦は佐賀県民にとってある意味で決勝戦よりも注目度は高いかもしれない。J1で戦うサガン鳥栖と九州大学サッカーリーグを主戦場とする佐賀大学との間で行われる2回戦は、佐賀県民必見の組み合わせと言える。
天皇杯と言えば、毎回“ジャイアントキリング”と言われる、下位のカテゴリーチームがJリーグをはじめとする上位カテゴリーチームに勝利する試合が数試合は起きる。大学生とはいえ、佐賀大学も『胸を借りる』というよりは、『一泡吹かせる』という気持ちで臨んでくるのではないだろうか。鳥栖としては、Jリーグの威信をかけて一蹴を狙う。その考えられる理由をあげて、今レポートとする。
鳥栖は、昨年の『第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会』2回戦で、香川県代表のカマタマーレ讃岐(JFL)に0−1で敗れて早々に姿を消した。2年連続して下位カテゴリーに敗れるわけにはいかないと誰もが思うのは至極当然のことであろう。同郷の佐賀大学が相手とはいえ、手を抜くとは考えられない。
そして、もう一つ。鳥栖は、リーグ戦14位とお尻に火がついた状態となっている。次節のリーグ戦は、14日(土)ということもあり、試合勘を鈍らせたくはない。直近の4試合を3勝1分といい調子で戦っているだけに、この流れを切りたくはない。リーグ戦終盤のことを考えても、天皇杯2回戦はベストの状態で臨むはずである。ベストアメニティスタジアムで行われる鳥栖対佐賀大学の一戦は、リーグ戦の好調さを持続させたい鳥栖と一泡吹かせたい佐賀大学との戦いと言える。
鳥栖サポーターとしては、ケガで長期の離脱となったMF早坂良太と水沼宏太の代わりを誰が務めるのかということにも注目しておきたい。MF岡田翔平は、ベンチ入りが続くものの第13節以来試合出場がない。MF清武功暉も練習では鋭いシュートを放っている。誰が出場しても楽しみである。リーグ戦終盤に向けてのアピールを兼ねて持てる力をいかんなく発揮してほしい。
結果が分かっている試合ほど見ている人を飽きさせる試合はない。試合終了のホイッスルが鳴るまで、試合結果は確定しない。ジャイアントキリングを見たいと思うファンも、強者の威厳を見たいファンも、最後の最後まで結果はわからない。サッカーは、戦い終えるまで結果が確定しないスポーツなのである。
以上
2013.09.07 Reported by サカクラゲン
J’s GOALニュース
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