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【第93回天皇杯 2回戦 千葉 vs 讃岐】プレビュー:『昇格』が目標の両チームにはリーグ戦につながる内容も必要な一戦。JFL最少失点の讃岐を千葉が攻めきって崩せるか(13.09.08)

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昨季はJ1昇格プレーオフ決勝で大分に敗れてJ1昇格を逃した千葉は、今季のJ2リーグは第32節終了時点で首位のG大阪とは勝点差12、2位の神戸とは勝点差10の勝点55で4位(3位は勝点56の長崎)。第28節から2分2敗と足踏みしてJ1自動昇格圏の2位との差を大きく詰められなかった。だが、9月1日の第32節・福岡戦はケンペスの体の強さと個人技を生かしたハットトリック、米倉恒貴の豪快なミドルシュートで4−3と競り勝った。しかし、福岡の先制点は千葉の失点パターンであるセットプレーのこぼれ球で、残りの2失点は竹内彬の対応ミスとバイタルエリアを空けてしまって打たれたミドルシュートと、失点数も失点の形も猛省が必要。その一方で、勝てなかった4試合はセットプレーでのDFの山口智や竹内の得点やオウンゴールのみだったのが、福岡戦では流れの中から得点できた。また、J2得点ランキングで首位にいながらも第24節で得点してからはノーゴール(第29節と第30節は累積警告による出場停止)だったケンペスの復調は好材料だ。9月15日のJ2リーグ第33節は第32節終了時点で勝点51の6位の京都との対戦で、第93回天皇杯初戦のこの試合では勝利はもちろん京都戦につながる内容が必要だ。

2014年度のJ2ライセンス取得に取り組むカマタマーレ讃岐は、JFL2年目の昨季は4位だったが、今季はJFL第24節終了時点で首位。JFLシードで今大会に出場したが、8月31日の1回戦は8月10日のJFL第24節・福島ユナイテッドFC戦(木島良輔と堀河俊大の得点で2−1の勝利)から公式戦の間隔が空き、スタメンにJFLで出場機会が少ない選手が多くいたことから試合勘の問題によるミスもあって苦戦。同日の2時間半前にプリンスリーグ四国を戦った香川県代表の高松商業高校に2点を先行されたが、前半に石田英之が1点を返し、後半に6得点(石田が2得点、神崎亮佑が2得点、太田圭祐が1得点、藤田浩平が1得点)をあげて7−2と逆転勝ちした。讃岐は9月15日のJFL第25節で讃岐と勝点差2で2位のAC長野パルセイロと対戦。讃岐もまた、第92回天皇杯2回戦でサガン鳥栖を1−0(得点者は西野泰正で得点時間は90+2分)で破ったようにジャイアントキリングという結果、そして長野戦へといい流れを作る内容を求めたい。
讃岐は前線からのボールホルダーへの激しいプレス、全体をコンパクトにした戦い方で、JFL第24節終了時でJFL最少の16失点と堅守を誇る。カテゴリーが違うチームのトーナメント戦では、カテゴリーが上のチームがなかなか先制点を奪えないと焦りから自滅しやすい。讃岐は積極的にミドルシュートを打ってゴールを狙うが、千葉はいかに相手の守備を崩して得点機を作り、それをモノにできるか。この一戦でも、やはりどちらが先制点を奪うかがポイントになる。また、讃岐は木島や西野、JFL第23節・Honda FC戦で直接FKとCKからのヘディングシュートによる2得点で2−0の勝利に貢献した高橋泰などの元Jリーガーが主力として活躍。彼らの豊富な試合経験を生かした讃岐の試合運びも注目点の1つで、千葉は主導権を握って慌てることなく戦えるかがカギになる。
千葉の選手では、8月14日に加入が発表されてJ2リーグ第31節から出場の森本貴幸が、公式戦で初めてスタメン出場するのか気になるところ。千葉の鈴木淳監督のスタメン選考や選手交代など采配にも注目が集まる。そして、千葉サポーターとしては2005年シーズンに千葉に在籍した高橋、2011年シーズンに千葉の下部組織のジェフリザーブズに在籍したアンドレアといった千葉に所縁がある選手のプレーも楽しみなところだろう。

以上

2013.09.07 Reported by 赤沼圭子
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