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【J1:第22節 新潟 vs 川崎F】プレビュー:新潟は川又堅碁、川崎Fは大久保嘉人。両ストライカーの活躍が勝敗のカギ(13.08.23)

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新潟はここから2試合、ホームが続く。前節鹿島戦で5試合ぶりに黒星を喫し、順位は12位。再び上昇気流に乗るためにも、このホーム2連戦の初戦は落としたくないところ。
ポイントは川又堅碁にゴールが生まれるかどうか。現在12得点の主砲がゴールを決めた試合は、ここまで5勝2引き分け1敗。チームを勢い付けるために必要な要素だ。

川崎Fはしぶとい試合運びで7位に順位を挙げた。前回対戦でも新潟を苦しめた中村憲剛と、16得点でランキングトップの大久保嘉人がキーマンになる。

川又が吠えた。「よっしゃ!」。川崎F戦前日のシュート練習。最後の2本を、左右の両足でゴール右隅に決めると左手でガッツポーズ。「狙ったところに決まったので、つい出ました」。川崎F戦に向けての準備は、絶好調の感触を得て終えた。
動き出しの繰り返しに、裏を狙うプレー、タイミングのいいクロスへの入り。どこが相手でもやることは変わらない。ただ、少し意識は変化した。「もっとゴールを見てプレーしないと」。前節鹿島戦で無得点だった反省からだ。
現在12得点で得点ランキング7位タイ。相手のマークは当然厳しい。そんな試合が続く中、自然と相手との駆け引きに気持ちが向いていった。「シュートを打つ前の段階に気持ちが行っていた。まず狙うことが大切」。シンプルにゴールゲットを第一に考える。
第9節清水戦で初得点を挙げた。その後、無得点が続いたのは第12節大分戦、13節川崎F戦の2試合が最長。1試合決まらなかったら、次戦はほぼ取り返している。
「そこは無意識でした。でも、気持ちの切り替えすぐに出来ますよ」。負けたら次は勝つ、得点できなかったら、次は決める。試合を重ねがら、気持ちの流れも整ってきた。「堅碁はストライカーと言ってもいいかな。ある程度、我が強い部分もあるしね」。柳下正明監督も川又の存在感を認める。

相手の川崎Fのエースは16得点の大久保。「すごいですよ。21試合で16点でしょ」。敵のストライカーに敬意を表する。同時に「自分の得点が何点とかは、本当に意識していないんです。自分で忘れるときもありますから」。ランキングは範疇の外。大切なのはチームが勝つこと。そのために「リラックスしてプレーをする。そうすればチームにとっても自分にとってもいい結果が出る」。自然体で、そしてきっちりと仕事をする。その自信はある。

川崎Fは前節、甲府に3-1。前半に先制を許したが、後半に3得点でひっくり返した。大久保が2得点、中村が1得点。レナト、稲本潤一らを故障で欠く中、主軸が役目を果たしてチームを牽引している。「憲剛を自由にさせてはいけない。大久保はゴール前から遠ざけないと」。柳下監督は細心の注意を払う。
前回の対戦、決勝点は中村のパスで大久保が裏を取ったもの。新潟はプレスをかけ続けて中村に余裕を与えず、大久保にゴール前でスペースを与えないことが同じ轍を踏まないための鉄則だ。特に大久保には前回対戦で2ゴールされた。大久保にゴールを割らせないことが勝利への最短距離でもある。

このカードは現在、川崎Fの3連勝中。新潟にとっては、それを断つことが今後のリーグ戦のいい流れを作ることにもなる。川崎Fは台所事情が整っていない中で、チーム力をアップさせるためにも連勝がほしい。どちらも勝点3を最後まで狙いに行く。

以上

2013.08.23 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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