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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【J1:第22節 磐田 vs F東京】プレビュー:満員のヤマハスタジアムで勝ちきるのはどちらか!?互いに巻き返しを期す!!!(13.08.23)

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互いに巻き返しを期す一戦となる。

17位と低迷する磐田は前節、アウェイで16位・湘南と“直接対決”に臨んだ。56分にアレックス サンターナがハンドで退場。このファウルで得たゴール正面のFKを駒野友一が直接決め、先制。1点をリードし、なおかつ数的優位な状況となったが、勝利に結びつけることはできなかった。終盤にウェリントンにゴールを許し、1-1。土壇場で同点に追いつかれ、6戦勝ちなし。アウェイゴール裏から大きなブーイングを浴びることになった。
この苦しい時期にけが人が重なることになった。チョ ビョングクが16日の練習で右足首を捻挫。さらに伊野波雅彦が前節の湘南戦で後頭部を強打し、負傷退場。共に今節は欠場となる見込みだ。最終ラインには前節同様、菅沼駿哉を先発起用し、さらに関塚隆監督就任後ボランチで起用されることの多かった藤田義明を本職のセンターバックへスライドさせることになるだろう。チームの総合力が今改めて問われることになる。

関塚隆監督はF東京の印象を「機動力のあるチームだし、全員がボールを巧みにあつかえるチーム。ポイントゲッターもいるし、後ろからの攻め上がりもある」と語る。『ポイントゲッター』の一人は得点ランク2位の渡邉千真。自身J1通算50得点まであと1点と迫ったエースをいかに封じるかが守備面の焦点の一つとなる。また、関塚監督にとってF東京は東慶悟、権田修一、徳永悠平と昨夏のロンドンオリンピックを共に戦ったU-23日本代表メンバーが多く在籍するクラブ。東については「“スイッチャー”タイプのプレーヤー。ポジション取りも上手い」と語るなど、なじみのある選手たちを警戒していた。

対するF東京は前節ホームで横浜FMと対戦。出場停止明けの東を前線に起用した。前半に兵藤慎剛に先制ゴールを許し、1点ビハインドで前半を折り返すとハーフタイムに高橋秀人を下げて、三田啓貴を投入。より攻撃的な布陣で反撃を仕掛けたが、相手の守りを崩すまでには至らなかった。試合終了間際にカウンターから中村俊輔に追加点を決められ、0-2。7試合ぶりの黒星を喫することになり、順位も7位から9位へ下げた。
試合後、ランコ ポポヴィッチ監督はゲームをこう振り返った。「狙い通り、相手のサイドを使って数的優位を作り、相手の背後を突くことを流動的に何度もできていたし、そこから崩して大きな決定機も作った。しかし、最後のところで決断力、ゴールへ向かう勇気が足りなかった。ラストパスやフィニッシュの精度に欠けた」。今季ここまで渡邉がゴールを量産している通り、チームとして攻撃が停滞しているわけではないが、横浜FMの守備ブロックと迅速なボールアプローチには悩まされた。今週磐田はF東京の攻撃を想定した守備練習を行っていたが、今季リーグ戦もすでに2順目。磐田に限らず、今後どのクラブも何らかの“F東京・対策”を練ってくるだろう。持ち前のパスワークでそれをはねのけることができるか。その意味でも今節は上位進出へ向けたポイントの一つと言える。

この一戦のチケットは完売。満員のヤマハスタジアムで躍動感溢れるゲームを期待したい。

以上

2013.08.23 Reported by 南間健治
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