本文へ移動

今日の試合速報

ルヴァン 準々決勝 第1戦
ルヴァン 準々決勝 第1戦

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第30節 京都 vs 岡山】レポート:岡山が大量4得点で大勝。京都は良さも出したが、守備で脆さを露呈する(13.08.22)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
試合直前の雷雨の影響で開始時間が30分遅れた京都と岡山の一戦は、岡山が4得点の大勝に。

先発メンバーは、岡山が2シャドーに清水慎太郎を起用。京都は宮吉拓実が4/7の岐阜戦以来の先発復帰となった。ゲームは膠着状態から京都が流れを掴むと、14分にエリア内に入った横谷繁が相手をかわそうとした時に、DFの手がボールに当たり、ハンド。PKを得る。これを横谷が冷静に決めて京都が先制する。
ここから気持ちを即時に切り替えた岡山が反撃を開始。17分にFKを得ると、続いて18分にCK。これを近藤徹志が頭で合わせて同点とする。すると今度は26分、エリア内に侵入し入れたクロスが京都DFの手に当たりPK。これを清水が決めて岡山が逆転する。
反撃に出る京都。丁寧にボールをつなぐ攻撃を見せると35分、抜け出した駒井善成が中央の山瀬功治と2対1の決定機に。だがこれを岡山DFが足に当て何とか防ぐ。
すると45分、今度は岡山がパスカットから右に展開してクロスを入れる。これを清水が頭ですらし、そのこぼれ球を飛び込んできた石原崇兆が豪快に決めて、岡山が1−3とリードを広げる。

後半、前がかりになる京都。原一樹(out福村貴幸)を入れ、どんどんと仕掛ける。そして68分、エリア内で安藤淳が相手のファウルを受けてPKを得ると、原がこれを決めて、京都は2−3と1点差に詰め寄る。だが、72分、バヤリッツァが2枚目の警告を受けて退場。京都は10人に。
これで岡山に少し余裕が出てくると、74分に右サイドからのクロスに島田譲が合わせる。これは京都GK・オ スンフンが止めるも、83分、岡山はまた右サイドを起点にしクロスを入れると、島田が今度はトラップでマークを振り切り京都ゴールネットを揺らす。2−4と突き放した岡山。リードを広げ、このままタイムアップ。岡山は連勝を果たし、京都は3連敗となった。

試合後、岡山の影山雅永監督は、失点後の気落ちがなかったことをポイントとして挙げた。そして、すぐに同点に追い付き、それで「自分たちの本来の姿というのを取り戻せたんじゃないか」とした。この言葉通り、粘り強く、かつ大胆に前に走る岡山らしいサッカーが展開された。流れの中の得点はどれもしっかりと走り込んでのもの。自信になる得点だったのではないか。

対する京都は、前半34分の駒井の抜け出したシーンは見事の一言。駒井と山瀬で相手DF1人の2対1の状況を作り出したのは素晴らしかった。
ただ、守備ではマークを外してしまう点が非常に気になった。特にリスタート。2失点目のPKになったシーンを辿ると、スローイン時にマークを外してしまい、奥深く侵入を許す結果になった。3失点目、4失点目含め、飛び出してくる2列目、3列目に振り切られた印象だ。要は守備に切り替える瞬間、マンマーク守備の徹底でズレが出ているのではないか。
まずは、課題と成果の整理となるだろう。苦しい状況に陥ってしまったが、ここが踏ん張りどころ。切り替えて次節(8/25vs徳島@鳴門大塚)、その戦いぶりに期待したい。

以上

2013.08.22 Reported by 武田賢宗
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/09/05(木) 14:00 Jリーグ審判レポート(シンレポ!)審判の舞台裏 #6 「元Jリーガー 御厨貴文が審判への道を選んだワケとは?」