リーグ戦は3分の2を終えて残り13試合。前節から中2日で迎える今節、中3日で行う次節は終盤戦に向けての勝負所といえるだろう。17位の富山、12位の松本ともにチーム状態が上向いており士気は高い。「TOP OF 北アルプス」の一戦にふさわしい好ゲームが期待できる。
富山は前々節の鳥取戦で今季初の連勝を飾り、J2通算50勝目を挙げた。前回ホームの札幌戦に続く3得点。2試合連続して3点以上奪うのは09年の第11、12節以来のことだった。約1年ぶりの3連勝を狙った前節・徳島戦は0−2で敗れたが「試合内容は悲観するものではない」(安間貴義監督)。要所を抑えた丹念な守備や鋭くゴールに迫る攻撃からは好調さが十分に伝わってきた。清水から10日に合流して即先発したFW白崎凌兵のプレーぶりも今後に期待を抱かせるもの。監督は「彼には(連勝した)この流れをさらに勢いづける存在になってほしい」と話す。ホームに戻って再び連勝をスタートさせたい。
前節・徳島戦から3連戦のハードスケジュールを乗り切るためにはコンディション調整と起用法がかぎになる。安間監督は先週の段階で、連戦中のメンバー入れ替えを示唆して選手に発奮を促してきた。FW三根和起やDF舘野俊祐ら活きのよい若手も育ってきており、チームの総力を測る点からも今節と次節・山形戦は興味深い。
松本は後半戦に入って4勝2分2敗と好調。前節は千葉に3−2で競り勝った。6月に清水から期限付き移籍してきた20歳のDF犬飼智也がCKからヘディングで自身J初ゴールを挙げて勝負を決めた。
反町康治監督は試合後、「これくらいの試合は出来るんじゃないかという確信はあった」と話したそうだ。チーム状態の良さがうかがえる。6位との勝点差は7まで縮まった。混戦のJ2にあってはJ1昇格プレーオフ進出を射程圏に捉えたと言ってよいだろう。
5月の対戦では松本がFW船山貴之のハットトリックで3−0と快勝している。富山は意地をみせなければならない。両チームとも攻守の切り替えが早く、ハードワークが徹底されているため、このカードは球際で激しくぶつかり攻守が目まぐるしく入れ替わる激戦になることが多い。守備への戻りも素早い相手が自陣を固める前にスピーディーに攻め込みゴールをこじ開けられるかどうか、縦への鋭さと決定力が勝負を分けることになる。調子が上がっている双方攻撃陣の力比べに注目だ。
以上
2013.08.20 Reported by 赤壁逸朗
J’s GOALニュース
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