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【J2:第30節 水戸 vs 福岡】プレビュー:7位対8位。「6位以内」を目の前に同勝点で並ぶ両チームの激突。両チームの攻撃的な姿勢が激しくぶつかり合う(13.08.21)

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「6位以内に入るためのライバルとの対戦。負けるわけにはいかない」。尾本敬が闘志をみなぎらせたように、今節に向けての両チームの意気込みは相当高いことだろう。7位対8位。J1昇格プレーオフ圏内「6位以内」を目の前に同勝点で並ぶチームの対決。この試合の持つ勝点3の意義を両チームの選手ともに理解し、その思いをピッチで表現するに違いない。

そして、両チームともに攻撃的なシステムを採用し、アグレッシブなサッカーを繰り広げていることもこの試合の魅力と言えるだろう。「攻撃」対「攻撃」、「アグレッシブ」対「アグレッシブ」。相手のよさを消し合うようなつまらないゲームになることは想像もつかない。より自分たちの色を発揮したチームが勝点をつかむというサッカーの本質的な面白さが90分という時間の中に凝縮されることだろう。激戦は必至だ。

水戸は前節岐阜に4対1で勝利。2試合連続で4得点を挙げているように、攻撃陣の調子のよさが好調の要因である。その原動力となっているのが3−5−2システムである。2トップと2人の攻撃的MFを置き、さらにあくまで「3バック」にこだわり、両ウイングバックが高いポジションを取る、攻撃的なシステムである。守備が手薄ゆえにピンチを与えることも多いが、それ以上にチャンスを作り、多くのゴールを奪って勝つという意思がこのシステムには込められている。「打ち勝つ」という柱谷哲二監督からのメッセージを選手たちは受け取り、ここ2試合ともにそれを結果につなげている。鈴木隆行、橋本晃司、小澤司といった攻撃の軸となるタレントが調子を上げており、今節も福岡を凌駕する攻撃力を見せることが求められる。

一方の福岡も4−3−3という攻撃的なシステムを採用している。プシュニク監督のもと、シーズン当初から前線から一貫して攻撃的なサッカーを繰り広げている。坂田大輔、城後寿、石津大介で組む3トップはJ2屈指の破壊力を持ち、その後ろには金久保順、船山祐二といったパサーが配置されており、多彩な攻撃を仕掛けてくる。第26節から上位陣相手に3連敗を喫したものの、前節長崎戦は2対1の逆転勝利。再び上昇気流に乗ろうとしている。

両チームともに試合を重ねるごとに攻撃の質が高まっており、今節も積み上げてきた攻撃姿勢が激しくぶつかりあうことが予想される。
その中でカギを握るのが、ワンボランチの横のスペースだ。ともにワンボランチという攻撃的なシステムゆえに、その横にできるスペースがウィークポイントとなる。そこを効果的に利用し、攻撃につなげたチームがペースを握ることだろう。シンプルかつスピーディーにボールを動かしながらプレスをかいくぐって、最も相手の嫌がるスペースにボールを入れていきたい。それをまっとうしたチームが「6位以内」への挑戦権を手にすることとなるはずだ。

そして、運動量も勝負のポイントとなる。この暑さの中で行われる中2日での連戦。ともに前節の疲労が残っているはず。だが、両チームともに「運動量」を武器としているだけに、暑さや連戦を言い訳にせず、走りきらなければ勝利を手にすることはできない。

「攻撃力」と「運動量」。両チームのこだわりが交錯する90分。より強く自分たちのスタンスを発揮したチームが「6位以内」へと大きく近づくこととなる。

以上

2013.08.20 Reported by 佐藤拓也
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