8月17日(土) 2013 J1リーグ戦 第21節
C大阪 4 - 1 清水 (19:04/金鳥スタ/16,196人)
得点者:23' エジノ(C大阪)、58' エジノ(C大阪)、75' 平岡康裕(清水)、85' 柿谷曜一朗(C大阪)、90'+3 枝村匠馬(C大阪)
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一般販売分の前売り券は完売。さらに、区民デーなどの企画用当日券も早々に売り切れ。チケットが完全ソールドアウトとなった、J1第21節、C大阪のホームゲーム、清水戦。アウェイゴール裏以外は、桜色のサポーターがぎっしりと埋め尽くし、キンチョウスタジアムに1万6196人の大観衆が集まった試合では、C大阪がその期待に見事に応え、清水に4-1で勝利した。この結果、C大阪は、同日敗れた大宮と勝点で並んだが、得失点差で上回り、4位に浮上した。
14日の日本代表戦に出場していた柿谷曜一朗、山口螢には大きな注目も集まるなか、その2選手も中2日での実戦ながら、元気に先発。C大阪は前節の大宮戦と同じメンバーを並べた。一方の清水は、本田拓也が欠場するも、2試合3得点のラドンチッチに加え、13日に約8カ月ぶりとなる清水復帰を発表したばかりの大前元紀が、登録即先発を果たした。
そのなかで序盤から持ち味を出していたのは、清水のほう。開始10分で2度決定機を作ったアウェイチームだが、「相手のGKキムが、2度ほど素晴らしいセーブをした」と、清水のアフシン ゴトビ監督は、ラドンチッチ、大前に来たチャンスがC大阪の守護神に阻まれたことを悔やんだ。
これで流れはC大阪へと傾いていく。すると、C大阪のストロングポイントの1つ、サイドからのアーリークロスをきっかけに、活路が開けた。ニアに飛び出したエジノが、清水DFカルフィン ヨン ア ピンに倒され、PKを獲得する。これを、エジノ自身が、相手GKの逆を突くキックで冷静に決め、C大阪は前節に引き続き、前半での先制に成功した。
ただし、その後、C大阪にアクシデントが発生。接触プレーで左膝を傷めた南野拓実が、前半28分という早い段階で、楠神順平との交代を強いられてしまう。いまや前線の軸の1人となっている18歳を欠く苦しい展開となったC大阪だが、代わって入った楠神順平が得意のドリブルで仕掛けるなど奮闘。また、守備面でも、「前半を1-0で折り返したとき(後半も)しっかり守備から入ると決めていたし、カウンターでチャンスがあると思っていた」と、扇原貴宏。その言葉を表すかのように、清水のラドンチッチをC大阪の山下達也、藤本康太の両センターバックを中心に封じ込めたのをはじめ、相手の攻勢にも、簡単にシュートを打たせないよう身体を張ったプレーを見せ続け、粘り強く対応。すると、この頑張りが実を結ぶ。
58分、丸橋祐介が左FKで絶妙なクロスをGKとDFの間へ送ると、ゴール前で身体を張ったエジノが身体で押し込み、C大阪が待望の追加点を獲得した。
ただ、2点差を付けられた清水も黙ってはいなかった。61分には、古巣凱旋となった村田和哉を投入し、反撃態勢を強めると、75分に得たCKから、大前の蹴ったボールにニアで合わせた平岡康裕が頭で押し込み、1点差に詰め寄った。
しかし、ここで試合を決めたのは、桜色の8番だった。
「スペースがなかったし、ファビオ(シンプリシオ)はああいうところで絶対に(パスを)出してくれるので、右足で止めて、あとは自分でどうにかしていくという感じ。ただ、左足でシュートを打つスペースはあると思ったので」という柿谷は、「イメージ通り」のループシュートを繰り出すと、ボールは櫛引政敏の手をかすめながら、ゴールに吸い込まれた。「そのとき(苦しい時間帯)に取れたのが(価値が)デカかった」(柿谷)。そして、清水にとっては「それでゲームが終わってしまった」(アフシン ゴトビ監督)。
終了間際には途中出場の杉本健勇、枝村匠馬のコンビプレーから、枝村が古巣相手にダメ押し弾を叩き込んだC大阪。終わってみれば3点差を付ける大勝劇で、ホームのサポーターの前で、負傷による再離脱を強いられた吉野峻光に勝利を捧げることができた。「チームの意思統一がしっかりできていて、それがゴールにつながった。この直近の2試合で7ゴールを取れたこと、これはオフェンスにおける決定力が確実に上がっていることを示す数字だ」と、チャンスを確実にものにしたイレブンを、レヴィー クルピ監督は称えていた。
これで2連勝。上位3強をぴったり追走するC大阪だが、「守備で甘いところもあるし、攻撃でぬるいところもあるし。これでチームがいい調子に向いたと勘違いしたら、またダメな方向に行くと思う」と柿谷は警鐘を鳴らす。「今からが正念場だと思うので、後半戦にかけて、勝点を大事にしていきたいし、取れるときにゴールを取ることや、得失点差も大事にしていく。常に勝つだけじゃなく、勝ち方を意識してやらないといけない」と、若きエースは気を引き締め直していた。
今後、C大阪は、名古屋、仙台、川崎Fと好調な相手との試合が続く。本当の真価が問われるのは、ここからだろう。それはイレブンだけでなく、クラブ全体にも言えること。8月31日、次のホームゲームである、大阪長居スタジアムでの川崎F戦で大観衆を集めてこそ、この清水戦完売の効果が実証されるというもの。チームが、クラブが成長を示すべく、C大阪は試練の2週間を迎える。
以上
2013.08.18 Reported by 前田敏勝
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