先月のことだが、熊本に所属する高橋祐太郎選手の兄、高橋大輔選手の現役引退に関するリリースがC大阪から発表された(16日付で高橋大輔選手本人も16日付のブログで心境を綴っている)。この件について、弟の高橋祐太郎選手に話を聞いていたので、旧聞になるが紹介しておきたい。
話を聞いたのは7月24日の練習後のこと。次の試合に関してのポイント等についてひとしきり話をしたあとでお兄さんの話題を振ると、一瞬だが言葉を詰まらせ、祐太郎選手はあらためて口を開いた。
「昨日知ったんですよ。それも本人から直接じゃなくて、小学校時代にお世話になってた指導者の方から(笑)。それで電話して話したら、『何でお前に言わんといかんのや、心配せんでいい』って言われて(笑)」。少し表情が弛んだ。
「まぁ、自分がイメージしていたキャリアとは違ったかもしれないんですけど、膝については無理しているところがあったと思うし。納得できなければ復帰できないってことも言っていたし、僕はあまり深く聞かずに、戻ってくると思って楽しみにしていたので複雑な気持ちはありますよね。まだ実感はないですけど、兄自身が次を見据えて決断したんだと思います」
弟にとって兄の存在はどんなものだったろう。
ずっと憧れの存在で追いかけてきたんですけど、同じチームでプレーすることはなかったんです。でも、プロになってC大阪で1年だけでしたけどやっとチームメイトになれたのは嬉しかったですし、今では大切な思い出になってます。お互い、サッカーがやれるだけでも幸せだなと思いながら練習に取り組んでました」
北九州で指揮を執る柱谷幸一監督と水戸の柱谷哲二監督、東京Vの三浦泰年監督と横浜FCの三浦知良選手をはじめ、Jリーグでは共に選手としてプレーした兄弟は少なくないが、新しい1歩を踏み出した兄・大輔と、まだまだ前に進み続ける弟・祐太郎の高橋兄弟も、確かな足跡を残した兄弟Jリーガーの1組に加えていいだろう。
「兄の分まで、というのはちょっと違うけど、もっと向上心を持って自分の仕事をしていくことで、兄を越えられるような存在になっていきたいと思います」
以上
2013.08.17 Reported by 井芹貴志
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