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【J2:第22節 愛媛 vs 熊本】プレビュー:愛媛は攻守ともに成長を続け、リーグ後半戦で連勝スタートできるか。連敗脱出を目指す熊本を退けたい(13.07.02)

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前節の鳥取戦で勝利を収め、シーズン前半戦をいい形で締めくくることができた愛媛。とはいえ前半戦は7勝3分11敗と負け越してしまい、満足できる結果を得られなかった。しかし、石丸清隆新監督の下で、パスをつないでゴールを目指すチームのスタイルは、負けた試合の中でも示すことができた。新チームの方向性を固めることができた点では、前半戦で得たものも少なくなかった。

そして今週は、中3日でウィークデーにリーグ戦が行われる。いよいよシーズンの後半戦がはじまるが、そこで求められることは明白。鳥取戦で決勝点を決めた東浩史は「前半戦は負けが多かった。これからは負けを引き分けに、そして引き分ける試合を勝っていけるようにチームを高めていきたい」と後半戦に向けた意気込みを語ったが、今後はより多くの勝点を積み重ねて結果にこだわっていく必要がある。現在の愛媛は16位だが、12位の水戸とは勝点3差。9位の岡山との勝点差も6で、連勝ができればぐっと順位を上げられる。

そのためにも、今節の熊本戦は愛媛にとって今季2度目の連勝をつかみとりたい一戦になる。その一方で、アウェイに乗り込む熊本としては連敗脱出で悪い流れを断ち切りたい一戦でもある。熊本も前半戦は連勝が少なく、ゴールデンウィークの3連勝1度だけ。現在は4連敗中で、前半戦は5勝6分10敗と黒星が先行してしまった。それでも、前節は後半アディショナルタイムにPKを与えて神戸に惜敗したが、複数失点が続いている守備面での改善も見られた。前半は守備の意識が高い一方で攻撃の迫力を欠いてしまったが、後半はディフェンスラインの裏を突き、ボランチ原田拓のゴールで一時は同点に追いついた。攻撃面でも手ごたえのあった熊本に対して愛媛は今節、前半戦はただ1人全試合フルタイム出場を果たしていたDF浦田延尚が出場停止。必然的に3バックには前節と違うメンバーが並ぶだけに、最終ラインのコントロールには注意を払いたい。

そして愛媛は攻撃面においても、前節は必ずしもうまく機能しなかった新しい3トップのコミュニケーションを突き詰める必要がある。その3トップで唯一、試合に出続けている加藤大は「(重松健太郎と東浩史は)仕掛けることができる選手で、今までにない迫力や怖さを持っている。自分にはない特徴を持っているので、パスで2人を生かしたい」と語るが、それぞれの特徴を出し切れば前半戦にはなかった攻撃のバリエーションを生むこともできる。シーズンも後半戦に入ると、どのチームも相手のよさを消しにかかってくるが、そこで新しい武器があれば強みになる。こうしたチームの幅は、後半戦の接戦を勝ち抜くために必要な要素。熊本戦で攻撃面での上積みも示すことができれば、よりチームに勢いがつく。

こうした攻撃や守備の課題に取り組みながら、繰り返しにはなるが、後半戦は結果にこだわらなければならない。その中で、連戦をホームで戦えるアドバンテージを愛媛は生かせるか。逆に、連敗脱出を目指す熊本にとって愛媛戦は過去4戦勝利がなく(2分2敗)、さらにニンジニアスタジアムでは2009シーズンの第44節で引き分けてから、4試合勝利がない(3分1敗)。熊本にとっては勝ち切れない場所、相手を乗り越えて悪い流れを変えられるか。どちらのチームにとっても引き分けではもの足りず、勝点3を奪いたい後半戦のスタートだ。

以上

2013.07.02 Reported by 近藤義博
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