「前回の試合は何もさせてもらえなかった。あの時の悔しさは、今でも忘れてはいない」(森村昂太)
5月3日に行われた前回の長崎との対戦( /jsgoal_archive/game/2013/20130200030520130503.html )。長崎のホームで行われた試合は1−0という点差以上に、北九州にはダメージの大きな敗戦だった。2005年の九州リーグから、2009年のJFLまで凌ぎを削った両チーム。先にJリーグに参入した北九州から見れば、3年先輩の意地を見せつけたかったが、試合後の選手たちの表情は硬く、口から出る言葉は自分たちの不甲斐なさに対しての発言ばかりだった。
その後の長崎の戦いはご存じの通り。その勢いは留まるところを知らないばかりか加速し続け、勝点36の3位と堂々たる成績で、リーグ戦の折り返しを果たした。「全員がハードワークできるチーム。次から次へと選手が追い越して来る」前回の対戦では出場がなかった渡邉将基も、長崎の選手の驚異的な運動量を警戒している。90分間最後まで、勝利のためにハードワークできる長崎の戦いは、これまでの試合結果にも如実に表れている。前半に上げた10勝のうち、1点差での勝利がで8と、勝負強さという最大のストロングポイントで今の順位を自らの実力で掴み取った。
「長崎の力は本物」と、北九州の選手たちも素直にその実力を認めてはいるが、「アウェイの借りは返す」(森村)、「ホームなんで、勝ちだけにこだわりたい」(渡邉)、「バトルオブ九州でホームで負けたら、ファンやサポーターに申し訳ない」(鈴木修人)と、後半戦最初の試合である今節の長崎とのバトルオブ九州に、並々ならぬ情熱を燃やしている。
しかし敵将・高木琢也監督も、前節の福岡戦後に前半戦を振り返ってコメントしたように「2周り目はうまくいかないチームもたくさん出てきます。そこで、同じことの繰り返しも当然必要になってくると思います。また、我々も少しずつ何かを変化していかなければならないでしょう。その何かは今、私が少しずつ変化をつけて行っている段階です」とさらにチームを成長させ、昇格という大きな目標に向かって舵を切ろうとしている。
2009年6月7日に行われたJFL前期第14節から4年、北九州のホーム本城陸上競技場で相まみえる北九州と長崎。ただの一戦ではない「バトルオブ九州」で、残りのリーグ戦で、そして九州で、どちらが存在感を示すことができるのか。プライドを賭けた熱い戦いが、明日19時にキックオフされる。
以上
2013.07.02 Reported by 坂本真
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