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【J2:第22節 岐阜 vs G大阪】プレビュー:ホームの観衆の前で、プロの意地を見せろ!!岐阜にとってチャレンジ!(13.07.02)

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前節の北九州戦。岐阜は4,801人もの観衆が詰めかけた。ホーム長良川で最後まで走り抜く気持ちのこもったプレーで、3−1と勝利を収め、今季初のホーム連勝を飾った。順位はいまだに最下位だが、ここ数試合は気持ちのこもった試合ができており、つい最近まで漂っていた悲壮感は払拭されつつある。
この勢いを持ってホーム3連勝をと言いたいところだが、次の試合は北九州戦後に選手の口々から出てきた「厳しい戦いを強いられる手ごわい相手」であるG大阪が相手。この試合からFIFAコンフェデレーションズカップ 2013を戦い終えた、MF遠藤保仁とDF今野泰幸が復帰。G大阪に復帰したMF宇佐美貴史は、登録の関係上、この試合は出場できないが、ほぼベストメンバーで臨んでくる。選手の言葉通り、J2にいること自体が反則のような、厳しい相手になることは間違いない。

だが、岐阜としてはここで変な試合をして、勢いを止められるのだけは避けたい。当然やるからには勝ちに行くのが当然。最初から引き分け狙いのようなサッカーが出来るチームではないし、それをやって負けた時の方がダメージが大きくなる。リスクマネジメントには細心の注意を図りながらも、リスクのかけどころでは全員で覚悟を持って攻めきることができるか。岐阜の本当の勝負強さが試される一戦となる。
攻撃面では1トップの樋口寛規にいいボールが入るようになり、前節に嬉しいJ初ゴールを挙げたMF水野泰輔、美尾敦がより高い位置で仕掛けられるようになった。染矢一樹、杉山新の両ウイングバックも、リスクを懸けて高い位置を取りながらも、奪われてからの帰陣も早くなった。

とはいえ、やはりG大阪の攻撃力は脅威以外何物でもない。前節の徳島戦ではFW平井将生が久しぶりにゴールを決め、クイックネスと飛び出しに優れたストライカーが復調するきっかけと掴んだ。FWパウリーニョにもゴールが生まれ、アタッカー陣にエンジンがかかりだしたのは怖い。さらにそのアタッカー陣をさらに活性化させる遠藤の存在を、岐阜がどう封じるか。服部年宏と森安洋文のダブルボランチが下がってしまうと、両ウイングバックもどんどん位置が低くなる傾向があるだけに、ここでより前でのプレスを仕掛け、逆に遠藤の裏のスペースを突けるようにしたい。
当然、先ほどから書いているように、実力的にはG大阪がリードしている。だからと言って、受け身のサッカーをしていては、優勝に向けて下位との戦いを取りこぼせないG大阪に、いつかは打ち破られる。ならば打ち破られる前に、岐阜が少ないチャンスで打ち破れるか。少ないチャンスも偶発的なものではなく、強気な姿勢に裏打ちされたものでなければならない。どこで積極性を出し、どこで忍耐を選ぶのか。格上の相手だからこそ、チームで統率の取れた戦い方をしなければならない。

メインスタンドが完売し、他の席も埋まることが予想される。『G大阪特需』で埋まるスタジアム観衆を、岐阜の方に引き寄せられるか。可能性がゼロではない以上、無謀ではない、プロらしいチャレンジしなければプロじゃない。今季初のホーム3連勝へ。岐阜にとって、プロらしさを示す、大きなチャレンジの戦いがいよいよ始まる。

以上

2013.07.02 Reported by 安藤隆人
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